第75訓  似てる二人は喧嘩する いきなり捕縛されている松村君と出川君に笑いました。 『anan』の抱かれたくない男ランキングで上位を独占中の二人じゃないですか。 さすが空知先生、目のつけどころが違いますね。 真選組を狙う、攘夷党のハ留虎(ぱるこ)三兄弟の顔が皆同じで見分けつかね〜〜 と一瞬思いましたが、結局一話の中でちょっとくらい描き分けたくらいではどうせ読者が見分けられないだろう、 と割り切った考えで3人同じ顔にされたような気もしました。これはなかなか上手いと思ったんですけど、どうでしょう? 着物姿で『今日はオフだ』って、銀魂ならではの世界観が垣間見えてちょっと新鮮でいいですよね。 銀魂の土方さんは彼自身の発言のところどころから、独り者であることが分かります。 新選組のイメージに多大な影響を与え、空知先生自身も影響を受けていると思われる『燃えよ剣』 での土方は随分と好色な印象があるので、銀魂の彼とは大きく違いますよね。 銀魂の土方はどことなく女性を醒めた眼で見ているように思えます。 あ、名前は初出ですよね。土方十四郎。局長がいつも『トシ』と呼んでいたのでトシ〜かと思いきや、 意表をついて!?十四郎(とうしろう)。何だか夏目漱石の『三四郎』に似た響きがあって、 変わった名前の割にはあんまり違和感がなかった気がします。 局長の勲、沖田の総悟、といった比較的ストレートなネーミングに比べると、ちょいと一捻りした感がありますよね。 何はともあれ、中表紙の銀時VS土方の構図がエライことになってて笑っちゃいました。 え〜、何で月がバックにあるんだ!?とか下の炎は一体なんだ!?とか、結構気合入れて描かれているところが特に!! 定食屋で攘夷派の志士にあわや命を狙われかけるも、土方スペシャルの登場でからくも一命を取り留める土方。 プルプルしながら驚愕している攘夷志士、このシーンで彼のポジションは決まっちゃいましたね。 もう、このコマを見ただけで彼は土方には勝てないことが丸分かり状態です。 いや、今回の話は、起承転結が見事な上に、一話完結物としてはかなり完成度が高いと思うのですよ。 ともかく、銀さんが注文したのは『宇治銀時丼』。金時は小豆のことを指しますが、宇治は抹茶のことを指すらしいので この宇治銀時丼には抹茶も入っているのか!? 「へい!土方スペシャル一丁!!」 「へい!宇治銀時丼一丁!!」 定食屋のご主人が、当たり前のように名前付きの特注ドンブリを作っているのがジワジワ笑えてきました。 二人とも、自分の名前を冠したドンブリを作ってもらえるほどの常連のようです。 しっかし、銀魂に登場する食べ物にはどれも食指が動きませんが、登場人物たちの食べ方は豪快で好きです。 互いのオリジナルどんぶりの優劣を競うために、おそらく両方とも食べさせられた攘夷派志士(おそらく三郎) はあっけなくダウン。いや、これはもう土方とのファーストコンタクトからして、さい先が悪かったんですよ! 土方の『土方スペシャル』に思わずツッコミを入れてしまった瞬間から、彼らの負けは決まっていたようなモンです。 ツッコミ担当は決してボケ担当に勝つことはできない、これギャグ漫画の鉄則!!『となりのペドロ』 やっぱり!?登場しまして、なお且つオイシイところを持って行きましたね、ヘドロさん! 彼はやっぱり天然でしょうなぁ。 「どこで泣いてんだ?」という攘夷志士(おそらく次郎)の至極マトモなツッコミが、 土方の泣きのポイントのズレ加減を際立たせております。 土方は以前、『えいりあんVSやくざ』で感涙していたこともあり、実は映画好きなのかも知れませんね。 ところで、チラリと読者にも見える映画の一コマが不思議。 ブリーフ一丁でグラサンとキャップをかぶるオヤジと着物の女の子は一体どのような関係なんでしょう? 一体全体、どういうストーリーなのか見当をつけることすらままなりません。 もっさもっさとポップコーンを食する銀さんの顔がスゴイ嫌な顔で笑いました。 「ペドロはな…」と映画の内容を説明してあげようとするあたりに、銀さんとは違った土方の律儀さを感じました。 『健康ランド』を鋭い眼差しで見つめる土方。 「俺はその逆だァァァ!!」 と威勢よく叫ぶも、すでに横に並んで座っているという二人。 え〜ッ。コレ、どっちが先に座ったんでしょうね。気付けば二人並んでいたという。 土方が脳内で作文を作成していましたが、コノかなりややこしい思考回路を読んで、 空知先生の思考回路に近いのかもなぁと感じた次第です。 人間生きていると、こういう『逆の逆』といったことを考える機会は良くありますが、 コレを実際言葉にするとややこしいですよね。人の思考って不思議。 私はサウナは苦手です。今回の二人の我慢比べはかなり恐ろしい!恐怖ですね。 「言っとくけどテメーが出るまで俺は出ねーぞ」 「ふざけんな オレも出ねーぞ」 オマエがナニナニするまでオレもしないッ!!…っていうのがものすごく子供っぽい意地の張り合いです。 女同士のバトルにしてもそうですけど、空知先生ってこういう生々しい描写が上手いですよね。 きっと、よく観察してるんだなと思います。特にギャグを描く作家さん全般に言えることだとは思いますが、 こういう『人間を観察する視点の鋭さ』というものには感心しきりです。 攘夷志士(おそらく一郎)、格好良く罠を仕掛けてほくそ笑む場面、腰にタオルを巻いているにも関わらず 股間に大きめモザイクがかかっているところに要・注目です。 え〜、タオルで隠れてないのか?一体どんだけのデカさなんだよ!! というか、タオル巻いてる意味ないじゃん!! 地獄の耐久勝負のはじまり……… 「こないだもね 新八たちに蒸しパンつくってやったら 引いてたね 懲りすぎたね」 ホントの話かどうかは疑わしいところですけど、凝った蒸しパンを作る銀さんが見てみたいと思いました。 彼はよっぽどの甘党ですけど、実際にお菓子作りをしているのは一話目のケーキ作りのみですからね。 あ、ちなみにここのセリフで銀さんが「〜ね、〜ね」と何度も言うのが優しい感じがして好きです。 まぁ江戸っ子言葉というか、普通に関東弁(標準語とはまた違った粋な言葉と私は定義付けているのですが) なんでしょうけれどね。 サウナでの室温の上げ方を初めて知りました。 いや、今のサウナには中々、あんな石は置いていないでしょうけど! 焼き石に水をかける事によって急激に室温を上げることのできる『水蒸気サウナ』というヤツですね。 どちらかというと、寒い地域に多いように思いますけど、どんなもんでしょうか。 サウナの中で、徐々に意識が朦朧とし始める二人、ものすごい汗をかいているので、 脱水症状に意識障害を併発してますよ。 「オメーよォォ!ホントマジいい加減にしてくんない!?」 「なに?なんなのお前は!?」 「こんな所で死ぬつもりかァ?こんな下らん意地の張り合いで!?」 「お前みたいな奴でも死んだら悲しむ奴がいっぱいいるの!」 この段階になると、さすがに二人にも弱気な部分がチラリと見え隠れしています。 (こんな下らんことにも命を懸けられる男達 そこに違いなんて…) 私の好きな、ジャガーさんのセリフに、 『バカにもなりきれぬ程度の根性で… 立ちはだかる困難をあきらめ続けて行くがいい。』 というものがあるんですけれど、どんなに下らない事やバカな事といえども、そういうものに 一生懸命になることが出来ない人は、結局大事なことにも一生懸命になることが出来ないのでは、と 真面目に思ったりしてます。 くたばりかける銀時。 「あばよって…」 く、くだらねェ!!でも熱いぜ! 「てめぇ…俺ァ面倒は御免だ そいつァ自分で伝えるんだな」 倒れた銀さんの足を引っ張って出口に向かう土方のセリフがなんだかスゴク格好いいと思いました。 『面倒は御免だ』と言ったのは、銀さんに悪態をつくためだと思うとなお更、何だかホントに熱い男達です。 まぁ、結局最後までお互い油断がならない相手ではあったようですが! そしてお約束通り、二人の気が付かないうちに完膚無きまでにとどめをさされた攘夷志士。 今週のちょっと一言 今回の話には、非常に安定した骨組みの存在を感じました。 話の筋に、しっかりとした三段オチが(定食屋映画館蒸し風呂)あった為だと思われます。 真選組を狙う三兄弟が一人ずつ倒されていく過程も、簡単に予想はできますけど そんなことはお構いなしに、最後の落とし方が非常に秀逸で鮮やかです。 こういうベタな作りの話は、誰が読んでもある程度面白いと思える一方で インパクト・新鮮さの欠如が付いて回るものですが、銀魂の場合は特にユニークなセリフ回しのおかげで 大分読み応えのある話に出来上がっているのではないかと考えています。 サウナ室の外から中を覗きこみながら突っ込む志士、ヒロイン争奪戦の神楽を思い起こさせますね。 この突っ込み方は、三段オチに比べると中々新鮮な気がします。 タオル一丁の裸状態で、男同士の熱い展開に持っていくところが最大のギャップであり見所です。 昔から言う、『裸の付き合い』というアレでしょうか!? 余談ですけど、銀魂読んでると粋な関東弁がたくさんあって、いいなぁと良く思います。 おわり!!


 第74訓  キャバクラ遊びは20歳になってから 銀魂の女の子は恐え〜! 神楽ちゃんがヒロイン的要素をちゃんと持っている事を再確認!! おりょうちゃん可愛い。 さり気なく花子ちゃんが再登場!! 相変わらず近藤さん報われてねェ〜!! そして お妙さん恐え〜よッ!! (まとまった!) 前・中・後編、と三話に渡った定春編の後、やっぱり入れてくれました、ギャグをベースにした後日談! お妙さんのお仕事場、『スナック・すまいる』を舞台にしたお話はいつか読みたいと思っていたので嬉しいです。 菊屋の旦那の元に、小道具をしっかり携えて駆け寄る阿音さんがスゴイ。 コレはもうコスプレの一種ですよね。だって阿音さん、スナックから帰る場面では普通に着物着てますしね。 あ、やっぱり来てた、近藤さん。 「早く こっち来てください」 という哀愁漂う手描きセリフからも、決してお妙さんを独占できていない様子がうかがえます。 今週はおりょうちゃんが何気に活躍していて、彼女がなかなか面白いキャラクターだなと思いました。 ゴリラストーカー呼ばわりされた挙句に、お妙さんがテーブルに着いてくれなくて苛立ち気味の近藤さんをなだめたり、 喧嘩をおっぱじめた阿音さんとお妙さんの間に入って仲介もこなしてます。 お妙さんをフォローするツッコミ的な性格かと思いきや、ドンペリ頭からかぶってみたり、酔っ払ってナマ脚さらしたり ビン持ったまま鼻チョウチン作って寝ちゃったり。『うぃーす』って言い方も可愛らしいです。 あ、扉絵のお澄まし顔も可愛いですね。サバサバした性格っぽくて親しみやすげだと思いました。 久々にお妙さんの背負い投げを見ることが出来ましたが、今度は阿音さんと二人揃って、 クビを飛ばされない危機に陥っております。いや、実際クビが飛ぶのは片方らしいとの事です。 『棒じゃないです 穴です』 っていうお妙さんの言葉が、ダイレクトな下ネタで来たな!?って感じでした。 『またお金を貯めてはいあがって来た男達はリサイクルするつもりです』 ちなみに阿音さんのこの言葉が銀魂っぽくて、今週一番上手いナァと感じた部分です。 言ってることは恐いけどね! でも、何気に阿音さんの心情が丁寧に描写されてますね。 お妙さんには、どちらかと言えば不思議ちゃんな部分があるのに対して 阿音さんは現実主義者っぽく描かれていますね。 性格の正反対である女性を対比して描く、という事は昔からよくされているように思いますが 成功させるのは中々難しいのではないかと思います。 思いっきり話が反れますけれど、『Zガンダム』に登場したエマとレコア、監督の意図では 性格を対比させて、二人とも主人公の憧れるお姉さんヒロインに仕上げる予定だったのでしょうが、 (実質のヒロインは同い年な感じのファ・ユイリですが)終わって見ればエマの圧倒的な人気に比べ、 レコアに対しては結構ファンの間でも厳しい意見が多いんですよね。 敵から味方になったエマと、味方から敵に寝返ったレコアで、当然エマ側に人気が集まりそうな感じではありますけれど、 作中では明かにレコアに見せ場が足りなかったところもあると思ったりしました。 かなり反れてますね、思ったまま書いてしまうからこんな事態に!! 銀さんと長谷川さん、また組んでる! こういうクダラナイ、といったら失礼ですけど軽い遊びには良く連れ立ってますね。 桂はこんなこと興味ないでしょうしね。最近長谷川さんのポジションが良くなってる気がします。 頑張って空知先生に出してもらえヨ、長谷川さん!! お妙さん&おりょうちゃんの『ドンペリ攻撃』に怯える二人がちょっと可愛いと思ってしまいました。 ドンペリに手が出ない二人に比べ、阿音のパパこと松平の旦那はかなり景気がいい模様。 パパに家を買ってもらった、って言ってましたけどパパは片栗虎だったのか。景気のいいこって。 お妙さんの手駒のショボさが、いよいよ読者のみんなにも判明しつつあった矢先、現れたるは近藤局長!!! 「ドンペル〜ニョ 十本もってこい」 カ、カッチョイイ…。痺れますね〜。 どれくらいカッコいいかというと、今週のジャガーさんで 『高校生の不良に襲われた専門学校生のピヨ彦を助けるハマーさん』と同じくらい格好いいです。 ……格好いいって褒めてるんですよ!! 「俺の預金通帳は既に夫婦兼用として お妙さんと兼用になってるんですよ」 よく考えて見たらこのセリフ、本当にストーカーみたいで恐いことに気がつきました。 でも、近藤局長が言うとそういう胡散臭さがなくなっちゃうところがスゴイですね。 「あとは刀(これ)を売払ってくれれば 充分ですから」 「……売払ってって……刀(それ)は武士の魂なんですけど」 酔っ払って刀を抱えるお妙さん、ちょっと可愛いけどさすげに近藤さんも引いちゃってますね。 でも、彼の『夫婦兼用』というセリフを受けて、将来的に二人が本当に結婚するのかな?などと思ったりもしました。 お妙さんの『父上の道場を再興するという悲願』、近藤さんと結婚すれば案外すんなりと叶い、 すべてまるく収まって、オールオッケーなんじゃ??と考えているのは私だけではないハズだっ!! 「いい勝負だったわ」 最後は、女の友情のようなものが生まれた二人でした。 今週のちょっと一言 『Zガンダム』の話題で女性の対比について脱線してましたが、今週の銀魂では阿音さんの方が 読者の好感を得られたような気もしました。笑ったり怒ったり、焦ったり余裕をこいてみたり、感情が豊かな上に こまめにモノローグも挿入され、なかなか丁寧に描かれていたのではないかと思います。 お妙さんも相変わらずなマイペースさで、決して埋もれてはいなかったと思います。 ただ今回はギャグパートのみが描かれたお妙さんでしたけど、彼女のギャグはズバリ『凶暴さ』ですので、 彼女のもう一つの側面『人情家』な部分をもうちょっと描いてあげないと、ちょっとキツイ感じが強調されてしまうのでは… と感じました。花子ちゃんを助ける話なんかは姐御の独り舞台でしたしね。 そうそう、近藤さんがちょっとでも報われてくれれば…と毎回思うのですが、今回も報われませんでしたネ。 ただ、いつもみたいに暴力は振るわれてなかったし、ちゃんと名前で呼んでもらえたのでまァ進展ではないですけど 後退はしてないかな、みたいな状況でしょうか! ラストのナレーション、リズムがよくてついつい口ずさみたくなります。 言葉に拘っていると思われる空知先生のこと、このナレーションのリズムも 結構こだわりがあるのではないかと思いました。 おわり!!!


 第73訓  百万遍の詩より 一吠えのワン 銀さん生きてたよ!! しかも意外と元気そうだ!! 「この非常時に 何合コンみてーなことやってんだァァ!!」 合コンでポッキーって、王様ゲームと組み合わせてやるんですか?私には分からないなァ〜。 でも、石原さとみのポッキーを両端から食べるアノCMのせいもあるんでしょうけど、何だか爽やかなイメージがあります。 コレに比べたら、合コンで氷の口移しなんて何とお下品な雰囲気を持っていることでしょう。 でも、最近あんまり聞かなくなりましたね。今はもう流行らない? 口にくわえた笛が抜けないという、かつてない非常事態に対して大騒ぎの面々。 アレ、何で笛が抜けなくなっちゃったんでしょう?呪文みたいなのを唱えている途中に中断しちゃったから? どうでもいいことですけど、銀さんはスグに口から笛が離れたのに、百音さんはずっと口にくわえっぱなしで 可哀そうだなァと思ってしまいました。アレ、きっと唾でベトベトになっているに違いない… 神楽の一蹴で、銀さんの歯もろともに笛を粉砕しちゃってますけど、百音さんの口からは離れず。 別にヤキモチを焼いていたワケではないんでしょうけど、あっさりケリを入れた神楽の 「気にするなアル また生えるヨ」という言葉が非常にクールだと思いました。 と言いますか、神楽に「歯ァくいしばれ」と言われて、ちゃんとくいしばってたらしい銀さんがちょっと可笑しかったです。 巫女姉妹が狛子を覚醒させようとしてますけど、狛子は名前を呼ばれて『ワンワン』と駆け寄ってきたり、 与えられる苺とカップ入りミルクを口を空けて待ち構えてみたり、非常に儀式に積極的に参加しているような 感じで可愛らしいと思いました。それに、バリアを作る場面は結構カッコいいです。 「みんなにこれで今からキャッチボールをしてもらいます」 授業についていけなくて、地面にフテ寝する神楽ちゃんに笑いました。 あ、ちょっと銀八先生を思い出しました。また銀八先生を読める機会はあるんでしょうか? コミックスに先生のラフ画が載っていたので、可能性としては期待できそうですけれど! 大江戸ドーム、内装だけ見ているとアノ地下闘技場を思い起こさせますね。 今気付いたんですけど、ドームが球技場だからキャッチボールをやったんですね。 イヤ、何で急に野球が出てきたのか分からなかったんですけど今気がつきました。遅すぎですな! このキャッチボール、一番の見せ場は百音さんの 「もうやめましょう 途中で放り出すのは」 から始まる、一連の語りの部分であるのは間違いないと思われます。 そして銀さんのフルスイング、ラストは姉の阿音さんがキャッチ、という流れが非常に美しいと思います。 主人公はしっかり美味しいところを見せつつ、それでいて巫女姉妹を前面に押し出していると言いますか。 ちなみにキャッチボールのシーンのコマ割りは、銀魂にしてはなかなか躍動感に溢れていたのではないかと思います。 あとは小さい正方形でボールの流れを説明しているコマ、漫画で初めて見ました。 ハンターハンターみたいなゲーム的な要素が強い作品なんかではありそうですが、詳しくは分かりません。 余談ですけどこの図を見て、小学生のころ流行ったゲームを思い出しました。 グループとか班のメンバーの名前を、銀魂でやってるみたいに○の中に書くんですよね。 それで鉛筆をその真ん中に立てて、真上から手のひらで押すんです。 そうすると、鉛筆の先がたまたま向いた方向まで、線が書けるんです。これで、○の中の名前の人は、 書けた線上の敵を攻撃できる、とかだったと思います。背景に宇宙の絵を描いたり、ロボット要塞を描いたりすれば 楽しみ方も広がりますネ!! 小学校3,4年の話だったと思うんですけど、空知先生もこんなことやってたんでしょうか? コレ、好きな男の子が自分の名前を書いてくれたりした暁には、なかなか嬉しいものでした。 班なんかのメンバーでよくやったので、仲間の結束を強くするためにも良いゲームだったのでは? と、今ひらめいたりしました。最近の小学生も、こんなアナログなゲームをやったりするのかな。 そういえば、このキャッチボール、影で一番目立っていたのは新八だと思います。 悪送球をキャッチして、ベンチに突っ込むシーンは結構カッコいいですし、 定春に追いかけられながら、顔面にタイミング良く球を受けてしまったコマもなかなか美味しいと思いました。 新八の影が薄くならなくて良かったと一安心。 間一髪、ボールをキャッチした銀さんに、神楽が「銀ちゃんさすが!」 と声をかけるあたりがちょっといいなぁと思いました。すごくさり気ないんですけどね、ちょっと萌え、みたいな。 神楽と言えば、銀さんの剛速球をビビリながら待ち構える阿音さんを、 後ろから押さえる神楽ちゃんが頼もしくて良かったです。 銀魂の、こういうさりげない描写が大好きですね。 「ワハハ」 と豪快に笑う阿音さんも姐御っぽくて素敵でしたが、銀さんがテレビの中から外側に移るシーンは 面白い構成だと思いました。決して夢オチではないのですが、巫女姉妹のその後も分からず、 なんとなく不思議なぶつ切り感の漂うシーンですよね。 『ワン』 「わんじゃねーよ」 の会話の後、酢昆布だらけのゴミ箱に埋もれた、翻訳機の(ありがとう)の文字に に思わず目頭が熱くなってしまいました。 久々に、ダイレクトに感動してしまいました。 ★繋がる思い 確かな絆で。 今週のちょっと一言 ラストの定春の笑顔!?が可愛いです。これからもチョコチョコ活躍させてあげて下さい。 ラストの神楽ちゃんのチャイナ服、またまたトーンが貼ってある!! 前回の表紙ページなんかもそうですけれど、何度もトーンを貼る必要のない場合に貼られるのかな? オワリ!!


 第72訓  愛犬の散歩は 適度なスピードで★小粋なセリフは雨音の調べ。 何を言ってるのかは分からないけど、何が言いたいのかは良く分かります。 狛子ちゃん可愛い〜〜〜。 ミニ定春。眉毛とか、瞳とか、胸にある毛の房とか、すべてが可愛いです。 眉毛の形が常に怒っているような表情を作ってますけど、コレは『狛犬』ということで眉毛が逆さを向いているのでしょう。 狛子ちゃんが登場して初めて気がつきましたが、定春の眉毛は、通常の狛犬とは逆向きになってるんですよね。 で、巫女姉妹の部屋、立ててある屏風に書かれている文字、コレってコピーではなくて実際に原稿に書かれた ものなんでしょうか?え〜、何を書いているのかはわからないのですが、学生時代にチョコットこういうのをかじった 自分としましては、この文字がかなり正確に書かれている様に見えました。 そうそう、新キャラの巫女姉妹がいきなりキャラ立ちまくりでビックリしました。 しかも自分で『美人巫女姉妹』とか余裕の表情で言っちゃってるのがまたスゴイですね。 阿音さんに百音さん、彼女達の今後の活躍に期待です。 まずは妹の百音さんがまたスゴイ。 巫女、引きこもり、処女、毒舌、これらの相反するハズの要素をごくナチュラルに抑えてます。 ワイドショー見てゴロゴロしながら『清らかな身体守って何が悪いんですか』と堂々と呟く百音さん。 いや、世の男性的には巫女であるとか、引きこもりがちだとか、処女だとか、こういう要素から想像する 女性像とは対極の位置にいますよね、彼女。 何というか、空知先生の『女性に幻想を抱かない』、また『女性に対する冷静な視線』 みたいなものを改めて感じました。 お姉さんの阿音さん、「私達絶対ウケるわよ!一緒に頑張り間しょーよ!」と、どこまでもポジティブシンキング。 立派な家に住んでいますけど、パパに買ってもらったのか〜。ビッグなパパじゃないですか。 「キャバクラに勤めたら他の仕事なんかアホらしくてやってられなくなるわよ!」 うわぉ、生々しい!ジャンプに有るまじき、著しいファンタジー性の欠如!! 学生の頃、まるでジプシーのように色んなバイトをやってたんですけど、あるとき工場でコンビニ弁当を作る バイトをしていた時、お水から足を洗ったばかりのお姉さんが来てたのを思い出しました。 彼女が何を思って自給¥750とかの工場バイトに精を出していたのかは謎ですが、 お水をやってて、イロイロ思うところがあったのかな、と今さら思います。 でも自給¥750なんて、学生の内じゃなきゃ、なかなか出来ないですよね。 今だと途中で逃げ出すと思います、自分は。 ちなみにスタバには、彼女に初めて連れて行ってもらった記憶があって懐かしいです。 阿音&百音の美人双子姉妹、よく見ると性格の他にも目元が違うし、喋り方も違いますね。 姉の方が鋭い目つきに威勢のいい喋り方、そしてポジティブっぽい。 妹の方が眠たそうな目つきにお嬢様っぽい喋り方、そしてネガティブっぽい。 「おちんちん」 神楽ちゃんが言うとあんまり下品な感じがしないですよね。久しぶりに聞きました「おちんちん」。 暴走定春の尻尾につかまったまま、江戸の町を疾走する神楽ちゃん。 (銀ちゃんどうしよう 銀ちゃーん!!) ニッチもサッチもいかなくなって、銀さんに助けを求める神楽ちゃんが可愛いです。 「銀ちゃん、定春の世話したことないから…」とか言いつつも、何だかんだで頼りにしてるんだなァと思うと 微笑ましさ倍増ですよ。 梨本アナ!!草野さん以上に露骨にクリソツなお顔が…! ホクロをちぎる、ってよく考えたら恐ろしげですよね。 まぁ私達は、お通ちゃんのヒット曲『おまえの母ちゃん何人だ』の歌詞でスッカリお馴染みではありますけど。 天導衆、久々の登場!!天導衆は12人ですね。 それでもって、中央のスクリーンでいろいろな映像を便利に見ることが出来るようです。 何でもターミナル絡みのややこしいお話らしい。先週の引きからはここまで話が大きくなるとは思わなんだ。 超・個人的には、銀魂ワールドにおけるターミナルの重要性をもっと詳しく知りたいと思っているので、 狛神(いぬがみ)が最大の龍穴である『黄龍門』を護っていたり、そこにターミナルが建てられてしまっていたり、 そのターミナルは龍脈の力を利用して稼動していることが分かったり、なかなか興味深いお話でした。 『惑星国家間の移動を容易にしたあの転送装置は…』 と、ターミナルが説明されていますが、"惑星国家間"とか"転送装置"とか、SFっぽくて格好いいです。 普段はSF的な要素が極めて少ない状態ですが、たまにこういうのを出して貰えると、個人的にワクワクしますね。 銀さんの足元に、鼻息荒くじゃれ付くミニ定春(狛子ちゃん)がまた可愛らしい。 シュタタタ……という足音も何だか可愛いですよね。 ちなみに真選組の山崎は、タッタカターと走ってましたよ。 それでもって、死んだ魚のような目でミニ定春と見つめあう銀さんもちょっと可笑しかったです。 一体なぜ、人見知りしやすいらしい狛子ちゃんが銀さんに懐いたのか?という疑問があると言えばありますが、 今のところ全く接点のなかった万事屋と巫女姉妹をくっつける、『きっかけ』的な役割を果たすために この様な行動を取らせたのだと思います。飼い主同士は気付かなくても、ペアである狛神同士は反応し合うといいますか。 ところで狛子ちゃん、名前からしてメスであるようですが、というと定春はオスなのでしょうか? 日本でいう狛犬自体は、特に性別が決まっているワケではないようですので、結局定春の性別は分からないままですね。 さて、江戸の町を疾走する定春と神楽ですが、そこに気楽に登場!真選組の沖田隊長。 「ハイ 公務執行妨害で逮捕〜。おまわりさんの心を傷つけた〜」 何ともユルイ取り締まり。神楽が「そんなモン撃ったら定春死んじゃうヨ!」 と訴えるも、真のサディストの笑みを浮かべて発砲する沖田。 カッコつけた途端、定春の前足攻撃で『げしっ』っとやられてるのに笑いました。 あーあ、土方だけではなく、神楽にまでサディスト呼ばわりされちゃいましたね。 沖田は比較的、毎回S的な顔を見せていますが、意外と銀時に対しては一目置いている、 また神妙で、どちらかと言えば従順な態度をとっているような気がします。 そのきっかけが煉獄関でのエピソードであるのは間違いないと思います。 最初、銀さんにキナ臭い話を持ち込んだ時点では極めてサディスティックな面を垣間見せていたと思います。 しかしその後の煉獄関編のラストでしおらしくしてみたり、銀さん記憶喪失の話での山崎の証言 「局長も沖田隊長も(銀時に)一目置いてるようだったので…」 があったり、またパピーと共ににえいりあんと戦った銀時の活躍を評したり、 話の節々で沖田の銀さんに対する態度が以前と変わっていますよね。 近藤局長に関しても、『近藤さんが好きだから真選組にいる』的な発言がありましたので 彼を慕っていることは確かなんだと思います。(あまり作中には描かれていないようではありますが) 土方に対しては、彼自身が言っているように、結構ナメてかかっている部分もありそうなんですけどね。 ただ、沖田がナメてかかっているとしても、土方は意外とそれを上手い具合にかわしているような気がします。 沖田がS属性だとしても、結局まだ子供なんだと解釈しているのですが、どうでしょうか。 今回の話でも、神楽に対してはS全開の沖田ですけど、結局最後は土方のS的な攻撃の前に屈してしまってますからね。 また読んでいる方としても、強気で神楽に攻撃を仕掛ける沖田が、土方にアッサリとやられる様は、 読んでて思わずニヤッとしてしまう、小気味よいモノがあります。 ニヤ、と笑う土方の顔が怖いっ!! 沖田が「土方さ…」と言いかけて、「土方ァァ コノヤロォ!!」と言い換える辺りが笑えました。 え!?ケツ毛って肛門を護る毛だったんですか?? もうチョイ手前の毛だとずっと思ってました。いや、嘘です、ソコまで深く考えたことなかったんですけど。 肛門の周り、ってかなりダイレクトな毛ですよね。そうか、一つ賢くなったよ、空知先生…!! 定春が覚醒してしまったのは、神楽が与えたと思われるいちご牛乳と判明!! 何ともアバウトな供物で覚醒しちゃい、結構ゆうずうが利くことが明かとなった定春。 前回銀さんが散々『いちご牛乳〜いちご牛乳〜』と、大騒ぎしていたのはちょっとした前フリだったんですね。 しかしここで一つ疑問が!巫女姉妹の説明によると、狛神は一度力を解き放つと、恐るべき獣神へと姿を変えてしまう、 とのことです。しかしソレにも関わらず、この姉妹たちは定期的にこの儀式を行っていたように話していますよね。 一体どういうときに、狛犬の力を解き放っていたのでしょうか?何気に気になります。 花野アナ、また轢かれた〜〜!! 花野アナ、結野アナよりもずっと後に登場し、さらにさりげなく名前の変更もあったのに もうスッカリ銀魂世界に溶け込みまくってますね。アナウンサーだからか、いっつもトーン貼りの可愛らしい着物を 着ているところもポイント高いです。(あ、お妙さんの手描き柄の着物には負けちゃいますが!) 定春のシッポを握って暴走を止めていた神楽ですが、ドームの上から銀さんの姿を認めるや、 「銀ちゃ…」と、思わず定春のシッポを離してしまいます。 定春をいじめないで、と訴える神楽 手加減せずに殺す気でいけ、と命令する巫女 歯が立ちそうにない、銀時と新八 思わず木刀を手放してしまった新八を庇う銀さんですが、そこに神楽の制止が入ります。 ガラにもなく、一瞬ひるんだ銀さんは、なんと定春の爪の餌食に…!! 今週のちょっと一言 銀さんがラストにためらいを見せたのは、神楽の声が聞こえて…というよりも、自主的にためらった? そういう気がしました。次回は一体どうなるのでしょう!?想像つかないですね。 これまで必死に、定春に対する攻撃を全面的に阻止しようとしてきた神楽ですが、銀さんが餌食になった今、 神楽自身が攻撃を加えるかも…?と少し思いました。今の定春を止められるのは神楽くらいな気がします。 あと、ラストのコマを見ると、巫女姉妹がちゃんと儀式を執り行っているようなので、次回の冒頭でこの儀式が終了、 定春が元に戻るかもしれません。(大穴狙いの意見。) さて、今回は定春の秘密が次々と明かになりました。 定春の初登場はかなり以前に遡りますので、初期設定時、今回のような細かい設定が組まれていたかどうか は微妙なところです。(いや、ちゃんと設定されていた可能性も十分あるとも思います。) しかし、ハタ皇子が定春を見て珍しい生き物だと発言していたり、『狛神』という名前が最初に登場していたり、 また元々狛犬自体が二匹セットであることからも、いわゆる後付け臭さは全く感じませんでした。 若干セリフが多めではありましたが、結構上手い話の広げ方なのではないかと思います。 今週は、全体的に作画が非常に丁寧だったと思います。 そこで改めて、空知先生の作風は極めて女性的だなと思いました。あくまで個人的な意見です。 「どこが?」と言われると、コレがなかなか難しいのですが。 では今週は以上で!オワリ!


 第71訓  酒は気もちいい状態の内に止めておけ結構あっさり、神楽パパ再登場――!! いや、先日ジャンプの神楽編を再び読み直していて、ラストにちょっと感動したばかりなんですよ。 パピーはもうずっと出てこないのかも知れない、と思っていたのですが、今回は手紙という形で再登場してくれました。 神楽編が結構シリアスだったので、パピーがギャグでも同じように活躍してくれたことが良かったです。 愛情溢れるお手紙を読んで、毛根が死滅してしまいお兄さんも行方知れずとなった今、 パピーにとって神楽ちゃんは唯一の宝物なんだろうなぁと思いました。 どこだかの星の、帝国と反乱軍の戦いに巻き込まれた結果、どさくさに紛れて帝国側についっちゃってるパピー。 パピーにやられたダースベイダーが、片腕包帯を巻いてるのが小ワザで笑わせてくれますね。 銀さんに『いじめられたり…云々』、というのは銀さんが神楽を冷たく突き放した辺りを思って 言っているのかも知れませんが、新八の『思春期特有のいやらしい眼で…』というのは 新八に対して濡れ衣過ぎて可哀そうだと思いつつも笑ってしまいました。 お父さん、いろいろあって忙しい時だったのに、結構イロイロ細かく観察していて親の愛の大きさを感じちゃいました。 神楽ちゃん、最初は自分で出稼ぎに来たと言っていましたがパピーは家出と捉えていたようでしたよね。 しかし今回『留学』と言ったのは、地球の万事屋にいることをパピーが認めてあげたからなんでしょうね。 お父さんの『皆殺し』発言!いつの世も、お父さんは心配症!! 神楽ちゃんの部屋、結構快適そう。アレ?横手に本棚とタンスが見えてる?? 空知先生の描く家の造りは何でもデッカク見えるんですよね。 コレには、道民であるが故の余裕さすら感じられます。 銀さんの家にしても、スナックの二階にあるとは思えない広さと奥行きを感じるんですよね。 といいますか、銀さんの家の構造が今なお、頭の中でイメージできない私は空間認識能力に欠けているのでしょうか!? 居間の横手に和室があるのは分かるのですが…! 扉絵、うわぉ、可愛い!! 神楽ちゃんの服にトーンが貼ってありますよ。オシャレ着。こういうチャイナ服の重ね着って珍しいですよね。 全員カメラ目線で後ろに戯れる猫たちが…!個人的に、階段の三段目の右端にいる猫のポーズが可愛いと思います。 この背景はかぶき町?小汚い民家を見てるとかぶき町とはちょっと違った、下町的な雰囲気を感じました。 神楽&定春の話は、今までありそうであまりなかったので新鮮ですね。 ★言葉は伝えられなくても 心はきっと繋がってる。 犬語を理解したくて翻訳機を作っても、言葉というものを伝えることはできないのでしょうか。 普通に朝帰り銀さん。 「銀さんが帰ってきたよ〜っと」 語尾に漂うオヤジ臭さを、隠そうともしない。 しっかし、酔ってるときにいちご牛乳ってどうなんでしょう!?酔いが醒めるのか!? 高校生の頃、学内の自販機にあった「いちごオーレ」と「バナナオーレ」が非常に人気だったんですけど、 一度飲んでみたらあまりの甘さに悶絶しそうになった記憶があります。 (たぶんピンクのパッケージのいちごオーレだったかと) 甘いものは好きなんですけどね。いちご牛乳を好んで食する銀さんを意味尊敬しちゃいます。 ところで定春、元々が結構なデカさなので、巨大化してもそこまで違和感を感じないのは自分だけでしょうか。 現に銀さんも、大して気にした素振りも見せてませんしね、酔いのせいにして…。 新八はいちご牛乳、神楽は風呂、とスッカリ召使い扱いをする銀さん。 酔ったときは、いつもこういう身の回りの世話を二人に焼かせているのでしょうか。 大人が子供に甘えても、銀さんなら許されちゃう雰囲気がありそうですよね、万事屋には。 「カルシウムさえとっときゃ 全てうまくいくんだよ」 な、懐かしい…!!ソレ、いつのギャグだよ銀さん! お登勢さんの若かりし頃が明らかになったあの話に出てきてましたよね。 先週のギャンブルの話でも「デッドオワアライブをさまよう」という一度使われたことのある懐かしいギャグが 出てきてましたし、二度登場するギャグは空知先生のお気に入りなんでしょうね。 面白いってのもありますが、それと同時に懐かしい気持ちが強いです。 定春にいちご牛乳を与えている神楽の手の仕草は、定春がデカクなったというのを表しているのでしょうか。 定春の黒目がちな瞳が、神楽の頭と同じくらいありますよ! デッカイ、つぶらな瞳。アレ、なんか矛盾が。 「犬語翻訳機 『わんじゃこりゃああ』」 銀さんが、極めて怪しいルートにて入手した秘密道具の登場。 でも銀さん、定春の犬パンチの前にダウン。大きくなったということは、腕力も倍増か? 「動物愛護団体に訴えるぞ」と脅しをきかせつつ、語尾に慌てて『ワン』をくっ付けて 可愛さをアピールする定春! 今回の話で印象的だったのは翻訳機の言葉、 「お前 人気投票7位だったな」 でしょうか。神楽は翻訳機に対して怒り心頭ですけれど、コレには空知先生の 読者に対する皮肉的なものをちょっと感じました。皮肉を「ギャグと新八のオチ(さらに低い順位)」 のオブラートに包んで、なお且つ方向性を曖昧にさせてはいますが。 こういうのを嫌味なくネタに出来ちゃうあたりが何とも空知先生らしいと思います。 定春、新八に対する評価が厳しすぎ!! お約束通りにツッコミまくる新八、それを見つめる定春の瞳が「してやったり」と言わんばかりに 余裕を感じさせますね。 メキメキ… 「なんださっきからメキメキメキメキ 夏期講習で学力アップか?」 「定春、静かにしなさい!メッ!! 夏期講習で学力アップですか お前は!!」 野生の勘で、擬音を耳ざとく聞き分ける銀さんに笑いました。 銀さんの言葉をそっくり繰り返す神楽ちゃんが可愛いと思いつつ、 彼女は普段からよく銀さんの言葉を真似たり同調したりしますよね。 このような一連の行動は、恋愛用語で言ういわゆる『同調効果(シンクロ効果・ミラー効果)』 と分類されるものに非常に近いのではないかと思います。『後光効果(ハロー効果)』に次いで、 恋愛指南書なんかではポピュラーな用語ですよね。 なぜ、私がやけに詳しげにツラツラ書いているのかはともかく、 『同調効果』とは、相手の言葉や動作を真似することにより好感度をアップさせる事ができる、 好きになった人や好感が持てる人の動作や口癖・口調を無意識のうちに真似していた、 といった現象です。まぁこれは同性・異性を問わずに効果が期待できるとのことですが! こういう心理的な効果を、空知先生が狙って取り入れているのかどうかは分かりませんが ずっと以前から、神楽の銀さんに対する態度に感じていた事なので書いてみました。 花野アナ〜〜!!久しぶり。 ヘドロさん〜〜〜!!!ちょっと久しぶり。 「ここは歩きタバコ禁止ですが?」 「どうやって不法入国されたんですか?」 最初に巨大犬についての質問をしておきながら、二言めには全く脈絡の無いボケを返す花野アナ、最強。 しかし、屋根から頭だけ突き出している定春が可愛らしいです。 新八が屋根の上に上って、定春の口元にエサを持っていってあげるところも何だか可愛らしいです。 顔だけ露骨にモザイク。今どき、顔面にここまで露骨なモザイクかけられるだなんて、 よっぽどの犯罪者扱いですよね。フトンを叩く神楽には元ネタがあるみたいなんですけど、 私はさっぱり知らなかったです。ヤバイ、世間の話題についていけてない!? 銀さんがスクーターで躊躇無く花野アナを引くコマ、マサルさんやジャガーさんでもあったなぁと 懐かしく思いつつ、女の子なのに容赦ないです、銀さん。 チャック全開状態で、ズンズンとカメラに寄って来る銀さん。 画面一杯にアップにされた銀さんのアソコ…。 いや、モザイクは形こそ分からなくなりますが、ここまでどアップになると、色はモロだなぁ…とかいらないツッコミ。 「最近なんか俺 こんなんばっかだな」 わ、自分も思ってましたよ。銀さんの股間、ネタにされ過ぎ!!人気者。 昔、朝の満員通勤電車で私がつり革を持って立っていると、前の座席に座っていたご婦人が 「前、開いてますよ」と、こともあろうか私目にお声をかけてくるじゃあありませんか。 私は慌てず騒がす、ゆっくりとジーンズのチャックをあげました。 ご婦人にお礼を言うも、ちょうど駅から人が押し寄せる瞬間で、彼女にキチンとお礼を言えてなかった 気がすることが、唯一の気がかりです。チャックは上げたので大丈夫。大丈夫…。 定ちゃん饅頭可愛い。キャサリンのたくましき商魂炸裂。 頭をかじられたアンパ○マンのよう。眉毛が可愛いですよね。 「マナーを守らない飼い主にペットを飼う資格はない」 と、THE・EDOに絶賛出演中のハタ皇子と同じセリフを吐く銀さん。 普段、隙あらば定春を捨てるゾ!とばかりに騒いでいた銀さんですが、 「途中で放り出すくらいなら 最初から背負い込んじゃいねーさ」 と言ってくれたことが嬉しかったです。神楽ちゃんに聞かせてあげたいですね。 定春、万事屋の天井を突き破ったまま、動けなくなってしまった模様。 傘はちょっとどころじゃなくて、かなり小さいけれど大人しくしている定春。 小石をぶつけられて痛いのは、定春も神楽も普通の人間と同じようです。 初登場の話で、神楽は銀さんのスクーターに轢かれても、何事もなかったかの様に復活していましたけど、 しばらくは寝そべっていたので『回復が早い』といった具合なんでしょうかね 傷ついた神楽を見た定春、狛犬の様な形態になり、さらに巨大化!! 定春の種族名は『狛神』でしたので、今回はその実態を現した、といったところでしょうか。 普段の定春だと、狛犬を連想させるのは眉毛の形だけでしたものね。 今週のちょっと一言 ラスト、パピーの手紙の結びの部分の演出がニクイですね。 二ページ目の手紙が途中で切れてしまっているのを、読者がスッカリ忘れてしまった頃に再び登場させる、 この効果は非常に面白いと思います。たった19ページの中に、計算されたかのような隙のなさを感じさせますね。 取り合えず、定春の鼻の辺りを撫でてみたいみたい衝動に駆られつつ、今週はオワリ!!



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