第7訓  一度した約束は死んでも守れ


ハナから、銀さんのションベンと神楽ちゃんのゲロからスタート。銀さんはともかく、ヒロインである神楽ちゃんの
ゲロシーン(エロシーンではない)はある意味衝撃でした。でも、後から読み返すとこの頃の神楽ちゃんが
一番可愛いかも…と思ったり。今もカワイイですけど、髪の線はもっと描いてあげて欲しいですね〜。

二人をバカコンビ呼ばわりしてさっさと去る新八。お通ちゃんのライブが迫ってるのに、拘束されてる間中
気が気じゃなかったんだろうな〜とか考えると笑えます。そして!!あの不朽の名曲、「お前の母ちゃん何人?」
が初登場。でも、この時点で歌詞はまだ披露されてないんですね。
お通ちゃんがカワイイです。振袖&ミニスカ?それに加えてニーソックス。


あ、神楽ちゃん標準語喋ってる。しかも倒置法まで使って!

「興奮すると好きな相手を捕食するという変態天人」
っていう食恋族の設定、良く考えてみるとかなりコワイです。

新八隊長がいいとこを見せようとしますが、結局倒したのは銀さんと神楽な様子。
この回は、ラストのお通ちゃんのセリフが変わっていて、大分良くなったと思います。
本誌掲載時はそこまで感情移入はしてなかったんですが、訂正後の方はしんみりできました。
セリフやコマのちょっとした変更で、読後感が随分変わるなぁと改めて実感。
第三巻のおまけページ読む限り、原稿はかなりギリギリらしいんで、
掲載された後にいろいろ直したくなってくるんだろうなあ。

おまけページにそういうことを一切書かない空知先生が好きです(笑)




 第8訓  粘り強さとしつこさは紙一重


これはですね、すごい好きです。ものすごい読み返した記憶があります。
ラストの土方のツッコミで初めてストーカーの正体が局長だと知ったので、衝撃度が倍増でした。
記念すべき1P目、近藤局長がホステスをしてるお妙さんに一目ぼれ…。
お妙さんの「ああ異常だって」ってのは何気にひどいですね〜。
ストーカーと呼ばれて机の下から登場する局長のヘタレぶりに笑えます。

「もうあんな事もこんな事もしちゃってるんです」ってセリフをサラッと吐いちゃうあたり、
やっぱりお妙さんはすごいなぁ。
銀さんも別に否定しないし。でもそんなこと言われても、「俺はありのままの君を受け入れるよ」
って言ってくれる局長がいいです。コレってアレですよね、別に処女じゃなくてもいいって事ですよね?え?
まぁこの漫画に出てくる奴らはそんなこと気にしなさそうですけどね。

「それにあの人多分強い…」冷静に近藤を分析するお妙さん。
邪険にしながらもちゃんと近藤さんをしっかり見てるんですね。
「ヒーローが大なんてするわけねーだろ。糖の方だ」と余裕で遅れて登場の銀さんですが、
少年漫画の歴史的には、大抵主人公が先に登場するような気もします。
それでか?一応敵方の近藤さんが、一人で待ってる絵に違和感を感じたのは。




銀さんは主人公でありながら、モノローグが全くと言っていいほど出てこないので、
何を考えて行動しているのか、かなり読者に自由に想像させる余地があると思います。
過去についてもまだ明かされてませんが、一気に明かさないで小出しでちょこちょこ出して欲しいですね。
年齢も明らかにされてませんが、銀さんはこのまま明かさない方がいいのでは…と思ったり。

そういや、35訓のテレホンショッピングの話では、神楽ちゃんにモノローグがありましたね。
ああいうのって、少女マンガにはよくあると思うのですが、たまに出てくるとドキッとしますね。
何か、そのキャラクターの中の知らない性格付けを覗いてしまったような気がして。



「人の人生賭けて勝負できる程大層な人間じゃないんでね」  「代わりと言っちゃ何だが俺の命を賭けよう」

コレ、カッコいいですね〜。ここ最近はあんまり格好いい銀さんが出てきてないんで、
この頃のあまりに格好いい銀さんが非っ常〜に新鮮です。
いや、普段が情けないからこそ格好良さが引き立つんだと思いますけどね。

命を賭けて、真剣の近藤と勝負しようとする銀さんの心意気に、
「ちょ、止めなさい!!」と止めに入るお妙さん。普通なら「止めて!」とかお願いしそうなもんですが、
敢えて命令口調で止めに入るお妙さんがいいですね。そして、「い〜男だなお前」と近藤さんに気に入られる銀さん。
男同士でも女同士でも、同性に好かれる人ってのはいいですよね。
しっかし、「俺の自慢の愛刀」が通販で買ったものだと知ってしまうと受ける印象もまた違いますね〜。
コレを言ってる銀さんに、今まで騙されてたような微妙な気分です(笑)
でも、ローン十二回払いの木刀をあっさり削ってしまうあたり、銀さんなかなか粋じゃあないですか?

「こんなことのために誰かが何かを失うのはバカげてるぜ」

このセリフも大好きです。"誰かが何かを"っていう響きにある曖昧さがいいんです。
この次の話、真選組の土方が近藤の仇を討ちにいく回のラスト、近藤さんが

「アイツは目の前で刃を合わせていても、全然別のところで勝手に戦ってるよーな男なんだ」

と言っていますが、確かにお妙さんを賭けた決闘のとき、「お妙さんを手に入れるためだけに」
勝とうとした近藤に対し、それすらも超えて「すべて丸くおさめるため」に勝とうとした銀さんの方が
よっぽどウワテだったんですよね。近藤さんも、それを認めているんですね。

まぁ普通に見たら卑怯な手口なんで、新八と神楽には冷たくあしらわれる銀さんですが、
お妙さんはちゃんと銀さんの真意を汲んでくれた様子。「不器用な人…」かぁ。
そっか、銀さんは不器用な人だったのか。第一話で新八が「器用に生きてやる…」と言っておりましたが、
空知先生の言わんとしている事は、不器用に生きててもいいじゃないか、ってなことだと思います。

ラストのコマの局長に一目惚れです。セクシーショット。でもお妙さんには見られたくなかったろうなぁ。



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