第65訓  外見だけで 人を判断しちゃダメ非常に土方が格好良かったと思います。 いや、外見的には以前から男前だと思ってましたけど、彼の心の内がいろいろと明らかになったという意味では 非常に興味深く、土方について色々と考えさせられました。 ★5月2日発売の7巻の表紙は、真選組のあの人!! 誰だろう?近藤さんだったら非常に嬉しいです。近藤さんは、一番最初か一番最後でしょうね。 アタマかトリ。 真選組勢揃いの緊急極秘会議、ここは警察の本部でしょうか。 よく出るな〜、とっつあん!定期的に会えて嬉しいよ。 銀魂にはたくさんのキャラクターが登場しておりますが、一話限りのキャラクターも大勢いるワケですからね。 ハム子どうしてるかな〜とか、辰巳はどうなったんだろう、とかそよ姫は…とか考え始めるとちょっと切ないです。 いや、ハム子はまた出てくれると思いますけどね…! 一度きりのキャラクターも、銀魂世界のどこかで今日も元気に暮らしていることでしょう。 緊急極秘会議のクセに、かなり開けっ広げに行われております。 せめて扉くらい閉めよう!読者からも丸見え。会話も筒抜け。さすがとっつあん。 それともあそこは既に署の敷地内で、他人に盗み聞きされる心配がないのかも知れませんけどね。 「奴が ついに動く」 否が応でも「奴」に期待が高まるものの、娘の彼氏でしたとさ。 「……奴って誰かな?」 「しらねーのかよ!!」 ゴリラ顔でも可愛いです、近藤さん。土方の突っ込みも秀逸。 誰だか分からずにお手軽に命を預けちゃうあたり、おバカと言えばおバカなのですが 反面、事情を踏まえずに上司に命を預けられるという観点から見ると、非常に侍らしい潔さがありますよね。 と、局長をナイスフォロー。 大江戸遊園地、マスコットとおぼしきキツネのキャラクターが印象的。腕まくりしてグッドサイン。 栗子、可愛い!!!さっちゃんを初めて見たときと似たような衝撃。 空知先生、女の子の描き分けが上達されたのではないですか!?(偉そうだ。) おかっぱで、後ろはちょっと刈り上げてるっぽいです。こういう髪型なんて言うんでしょ? 瞳は大きくて、ちょっと釣り目。神楽ちゃんがたまに垂れ目になっているのと逆ですね。 かなり工夫してデザインされた気がします、栗子ちゃん。 ミニの着物も、黒いニーソも可愛いです。とっつあんが盲目になってしまうのも頷けますね。 きっと、とっつあんが年取ってからの子供だったので、余計可愛いのでしょう。 (栗子十七歳にしてはとっちゃん老けてると思うのですが…) チャラ男が、ホントにチャラチャラいわせて登場したのにちょっと笑いました。 栗子、釣り目気味なので気の強い子なのかな…?という第一印象でしたが 「ございまする」 とは。お嬢様っぽいけど変なしゃべり方です。 『ことば』に拘る空知先生、先週のヒロイン対決を思い出すにつけ、 キャラ付けの一つとして独特の口癖をつけ加えたように考えられます。 次のページ、セリフ多っ!! 「俺が手塩にかけて育てた娘の人生を 一時間も無駄にしてくれやがって」 上手いですね、このひと言。人生を一時間無駄にする、という概念が面白い。 上手い、むしろ巧い、極めて技巧的。 とっつあんと一緒に、おそらく1時間 “奴” を待ち伏せしていたと思われる真選組の面々。 土方と沖田の普段着は、今回のものでほぼ固まっているようですね。 近藤局長のいでたちは、お妙さんを賭けて銀さんと勝負したときのものと似てます。 花見の話では袴はいてましたけどね。 チャラ男抹殺計画を企てつつも、素早く実行に移さんとするとっつあんに、 「俺はお前を警察庁長官なんて絶対認めねーよ!」と土方。 「俺もアンタが真選組副長なんて絶対認めねーよ!」と、どさくさに紛れて沖田。 近藤のポーズを真似て腕組しつつ、土方のセリフを真似ております。 沖田のこういう子供っぽい、いたずらっ子のようなところが面白いです。 マネされた土方はさぞかしムカついたことでしょう。ふふふ。 いろいろと考えた上で、チャラ男を抹殺するしかないという結論に至ったという、とっつあん。 土方はいろいろと考えすぎだろ!と突っ込んでましたが、むしろとっつあんは何も考えず、 真っ直ぐ一本道で「抹殺するしかない」に到着したんだと思います。 とっつあんの思考回路だと多分…。 「殺し屋ゴリラ13と呼べ」 キャラ変わっとる、近藤さん。ゴルゴ13が使われるギャグはかなりの確立で笑えます。 小学生の頃に初めて読んだ記憶だと、デューク東郷のブリーフ姿が非常に印象的でした。 彼は今もブリーフなんでしょうかね?(どうでもいいですね。) ちなみに、ジャガーさんはブリーフ愛用者ですね。(みんな知ってる?) 13回女に振られた、ってのはお妙さんのことでしょうか。 栗子ちゃんのことは、幼少のみぎりから存じているとの局長。 若い局長と、幼い栗子ちゃんを想像するとちょっと和みます。 栗子ちゃんに、ちょっと興味を示す局長に笑いました。お妙さんとタイプ違いすぎるな〜。 ●質実剛健…飾りけがなくまじめで、たくましく、しっかりしている。 ●豪放磊落…度量が大きく快活で、小さなことにこだわらないさま。    by goo辞書 近藤さんが自画自賛するように、彼はコレにとても当てはまっていると思います。 しかし、とっつあんには気の置けない、信頼できる部下だと思われている一方で、 やはり可愛い娘には相応しくないとの事です。父親ってのはワガママなもんだなァ。 「ソウゴ13」 彼は結局、「面白そうだから」という理由での参加なんですよね。 近藤さんの場合は、あくまで栗子ちゃんを護る為、との理由がありますが。 沖田は意外と子供っぽいところが多いですよね。 メリーゴーランド最高。今週一番の笑いどころでした。 このページの最初の二コマ、メリーゴーランドで追うとっつあんと近藤と沖田のアホの威力がすごかったです。 抜粋するまでもなく、セリフすべてが面白かったです。 「オイ それよりいつになったらこれ、奴等に追いつけるんだ。距離が一向に縮まらねーぞ」 距離が一向に縮まらねーぞ』って!! ※注) 遊具に乗る時は、その遊具の趣旨を理解して乗りましょう。 「縮まるかァァァ! この土台ごと一緒に回ってんだよ!」 このツッコミ、至極当たり前のことをワザワザ突っ込むあたり、土方の性格が表れているというか、そんな気がします。 そいういや土方が乗っている馬車、メリーゴーランドにこんなのありますよね〜。細かいです。 でもせっかくだから馬の方に乗りたいですけどね。 三人組を馬車で追う土方、仲間に入りたいのか?と素で勘違いされてます。 コーヒーカップに乗って偵察をしながら会話をする、とっつあんと真選組の場面は構図が巧いと思います。 「…そいでちょいとヤケドして 大人になってくんですよ」 沖田は子供なのか大人なのか…。いや、精神的に、という意味ですよ。 意外と耳年増なだけかも知れませんけど、沖田の顔が笑えますよね。俺は何でも知ってんだ〜みたいな。 「総悟は人をいじめるのが趣味の超ド級Sだぞ」 だから大丈夫だよ…と土方は自信ありげに言っておりますが、この自信は一体どこから…… 彼の、超ド級Sっぷりに全幅の信頼を寄せているのでしょうかね? 「ウンコしろ」 まではカッコ良く決めた沖田ですが、刀で脅すのに気がいって、シートベルトを締め忘れ。 コレって、普通は自動的に下りてきそうなモンですけどね。特に体重の軽い子供さんは要注意です。 ウチの妹が小学生の頃、遊園地でバイキングというアトラクションに乗ったところ、尻が浮いたらしいですからね、実際。 「Sだからこそ打たれ弱いの!」 何かの真理を突く鋭い一言です。どなたか、銀魂語録みたいなのを作ってくれないでしょうかね…。 いや、自分で作れヨ、ってな話ですよね。 ギャグ漫画の中の、一見フザケタ言葉のその中にある、作者の鋭い着眼点を探すのが大好きです、私は。 『バカにもなりきれぬ程度の根性で… 立ちはだかる困難をあきらめ続けて行くがいい。』 …by ジャガーさん 関係ないですけど、この言葉も大好きです。 「ことば」に説得力のある漫画っていいですよね。こう、読んで何年経ってもずっと覚えていられる言葉といいますか。 沖田の指示通り?兎にも角にも脱糞に成功?した七兵衛。 座高が少し高くなる、ってものすごく生々しい表現です、栗子ちゃん。 「実は私も…」と脱糞を認めた栗子ちゃんに、個人的にかなり驚いたものの (空知先生、女の子にも容赦ないなァ!とかなり本気で思ってしまいました) 彼女が嘘を付いててちょっとホットしました。。。 オマケに局長も脱糞。土方は誰にも言わなくても、沖田がアチコチで触れまわりそうで恐ろしい。 土方がどんな風にどん引きしてたのかちょっと見たくなりました。 だって、え゛え゛え゛え゛…だけで済ませちゃってますからね。 「観覧車っつったらチューでしょ」 沖田の的確な一言に、ダッシュで観覧車に向かうオジさんたち、とっつあんが何気に 「オイ 大至急アレ用意してくれ!」とか言っちゃってます。 アレって、幕府マーク入りの軍用ヘリじゃないスか!! とっつあん、暴走しすぎ! とっつあんは彼氏を外見で判断し、近藤はそれに倣い、沖田は多分あんまり考えずに参加。 土方は最初から、人を外見だけで否定する気にはなれないと言っていました。 「良くも悪くも 愛だの恋だのは幻想ってことさ」 土方のポリシーというか、微妙に作者の女性感が見え隠れする一言ですが、 栗子ちゃんが意外と本気であることに気付いた土方が取った行動は…… ところで土方の回想シーン、土方をチヤホヤする芸子さんが「お茶漬け土方スペシャル」にどん引きしてますけど、 コレがきっかけで「良くも悪くも 愛だの恋だのは幻想ってことさ」という考えに至ったのではないと思うんですよ。 そんなに昔のことではないでしょうし、芸子さんたちの顔もハッキリとは描かれていないので、 こう、そこまで強いメッセージ性がないといいますか。 土方が愛を幻想だと思った、その理由を深く描くと原稿足りなさそうですからね。 多分、今まで色々と思うところがあったのでしょう、彼には。 観覧車の中で、なんと未だに脱糞劇を引きずる七兵衛。 私なら、話題変えまくりだと思います。でも、彼にはよほど衝撃的だったんでしょうね、栗子の反応が。 彼は冒頭で一時間も栗子を待たせてチャラチャラ登場してましたけど、 その時は彼女のことをそこまで好きではなかったんだと思います。 脱糞しても引かない栗子を見て、そこで初めて彼女の優しさに気がつき、好きだ、って思ったのではないでしょうか。 二人、いい雰囲気の場面に侍13の登場ですが、さらには土方まで、なぜか観覧車の屋根の上に登場。 タキシード仮面に勝るとも劣らないキザっぷり。 「俺は愛の戦士 マヨラ13」 うわぁ、土方思い切った行動を!!沖田が良く使うバズーカを発射、登場間もないヘリを即刻・狙撃。 「二人いつまでも 仲良くやりな」 キザだけど、ちょっとカッコいいです。このセリフ。銀さんだったら、ココまで気が利かないと思います。多分。 しかししかし、栗子ちゃんは粋なマヨラ13に恋心を移してしまうのでありました。 恋する女の子ってこんなもん。 愛なんて… と尻切れトンボに終わった本編を補足するかのようなアオリ ★そんなもんなんだよ…。 今週のちょっと一言「じゃあな」と颯爽と消え去る土方に空知先生の冷ややかな突っ込み。 「どこへ?」最近、手書きの一言がチョコチョコありますね。特に今回の作者ツッコミは初めてではないでしょうか。 「ちびまるこちゃん」で多用され、かなり市民権を得たような感のある「作者突っ込み」ですが、これは “さり気なさ” 加減が非常に重要であると思います。 何といいますか、ギャグ作家さんでもコレが上手い人とあまり上手くない人がいるようにも思いますので、 結構難しいと思います。ギャグ作家さんの新しいギャグ手法を発見するのも私は好きですね。 「(幻想が)壊れりゃ 夢から覚めるだろう」 上手くいきかけたかに見えた二人の仲は、皮肉にも土方自身が原因で、 彼が冒頭で述べたとおりの結末を迎えたのでした。 余談の余談メリーゴーランドには大抵、手でつかむ棒が天井から伸びてますよね。今回の遊園地にはありませんでしたけど。 栗子、初めて名前を聞いたと気は普通じゃない!と思いましたが、彼女が可愛かったせいで  名前まで可愛く思えてきました。言葉の響きも可愛らしい。 栗子の再登場は望めるのか!!期待してます、空知先生。 銀さん一度も登場せずも、銀魂のキャラはみな魅力的なので主人公不在でもしっかりと話は回っていると思います。 おわり!


 第64訓  キャラクターは シルエットだけで読者に見分けがつくように描き分けよう★そう言わずに買ってみてよ…。 何か、後引く気持ち悪さのあるひと言ですよ。 アレ、神楽ちゃん、いきなり帰っちゃったことになってますよ。星に帰ったって! そうか、前回のラスト、銀さんと新八は先に帰っちゃったので 神楽とパピーのその後の経緯を知らないワケですね。 上手い始まり方だな〜と思いました。 「銀さんが やっぱり親の元にいるのが一番いいって」 子供を親と一緒に居させることについて、銀さんはかなり強いこだわりがあるような気がします。 前回までの夜兎編と合わせて振り返ると尚更です。 親を知らないらしい銀さんの過去にも、そのうち触れられるのでしょう。 コッソリ覗き見神楽ちゃん。 「思い知るがいいネ お前達にとって私がいかに大切な存在であったかを!」 普通なら、私にとってあなたがいかに大切な存在であったか…となるところなんですけど、 そこは神楽ちゃん、一筋縄ではいきません。 マサルさんの記念すべき第一話の名台詞、 お前のパンチを喰らって倒れなかったのは… オレが初めてだぜ…!! が浮かんできたのは私だけでしょうか!?言葉のパラドックス!? 「それにしても一番肝心な奴がいないネ どこ行った、あのモジャモジャ」 今回の一件では、やはり神楽にとって銀さんが一番肝心な存在であったんだろうなぁ、って思います。 イロイロあったもんね、神楽ちゃん。 (便所で一人 悲しみにうちひしがれ 泣いていたアルか) 神楽の瞳のアップが印象的なコマですけれど、このモノローグがちょっと萌え。ナゼかと言いますと…。 先週、銀さんたちとの別れの場面で泣いていた神楽ちゃん、厠にこもる銀さんを見て 自分と同じように悲しくて泣いているんだ…と考えているところがまた可愛らしいです。 でもまぁ、結局大事なところが腫れてたことが原因だったようですが。 第61訓でのタイトル、「みみずにおしっこかけると腫れるよ」の伏線が、今まさに消化されようとしております。 ここでタイトル持ってきたり、次のコマで神楽ちゃんがポリバケツからコロッと落下してたり、テンポがいいです、非常に!! うーん、コマ割りというか構成というか、計算された間、すべてに隙を感じさせませんね。 汚い手でさわったとか、誰かにうつされたとか、ナチュラルな雰囲気で意見し合う面々。 といいますか、性病ネタ多いな〜、空知先生! 過去のジャンプを振り返れば、銀魂以上に過激な(ダイレクトな)下ネタ満載の漫画はあったと思いますが、 (ターちゃんとか、幕張とか。)それでも性病ネタは見かけたことないと思うんですよね。 銀魂にはダイレクトな下ネタがない代わりに、婉曲した言い回しが多いと思います。 ダイレクトでない分、かえって遠まわしな言い方の方が、実質の下ネタ度が高いような気もします。 これらの下ネタに加えて、今週はSとかMとか、かなり少年漫画的ではないものの 空知先生の漫画だと、あまり下品な印象を与えていないように思います。 前々から考えているんですけど、やっぱり絵柄の影響が大きいのでは、と思います。 ヒネリのあるネタだけど、絵柄はクセがなくサッパリしていると言いますか、この微妙なバランスが 銀魂が銀魂たるゆえんではないかと考えてます。 気のせいじゃないスか?と、銀さんの大事なところの腫れ具合に冷静な解釈を加える新八。 いや〜、自分の持ちモノだもの、腫れてりゃスグ分かるもんだと思うけどなァ。 えいりあんに立ちションした場面を思い出す銀さんの顔、不必要にシリアスでちょっと笑えます。 一体何を思い出したのかと思えば、立ちションのシーン。 股間話が盛り上がるにつれ、不機嫌さを増す神楽ちゃん。 自分の話題が股間にかき消されていると考えると、かなりの屈辱です。 婉曲した下ネタ表現を考えると、チ○コじゃなくてあくまで股間と呼ぶところが銀魂らしい。 ところで銀さんの左腕に包帯が巻かれているのが細かいですね。 今回、意図的にかどうかは分かりませんが、左腕は着物に隠れている場面が多いと思うんですよね。 手首あたりから、結構肩ぐらいまで、巻いているのかも知れませんね。結構深い傷だったようですし。 お妙さん、チャイナで登場!!わぁ、普通に可愛い。 チャイナお妙さんを見た新八の、質問攻めが面白いです。 「姉上なんですか その格好?」 「チャイナ強化月間ってなんですか?」 「何が強化されるんですか?」 ……という具合に。新八、一気に聞きすぎ!!それで、オチは「男の妄想よ」 と。 出た!!銘酒、「鬼嫁」!! へぇ、高いお酒だったんですね。お妙さん、銀さんについであげてますけど垂直持ち。 さてさて、自分の股間の話題に固執し続ける銀さんとは対照的、 お妙さんの話題はクルクルと、かなり目まぐるしく移り変わっております。 この流れ、意識して読んで見るとまた面白いです。 神楽がいなくなった嫌なことは忘れましょ昔から妹が欲しかった新八に無理やり女装させていたどうして先に逝ってしまったの、父上様ァァ!! という具合にですね。お妙さんの性格が如実に表れている流れだと思います。 新八、女の子の格好させられてたのか。リカちゃん人形代わりですよね。でも結構似合いそう!? 「俺的には この辺で評判の泌尿器科とかない?」 (ホントにお前的なことだな) カウンターに突っ伏して、父上を思い出して泣き出すお妙さんのコマから 次のコマに変わった途端、何の脈絡もなく「俺的には…」と語りだす銀さんがいいです。 何を受けての「俺的には…」なのか意味不明!!今時の女子高生のような喋り方をする銀さん。 「腫れが悪化」にむっちゃ笑いました。腫れが悪化する、って表現が上手いなぁと思います。婉曲的。 余談ですけれど、『うる星やつら』のアニメのエンディング曲で、♪ああ 男の人って いくつも愛を持っているのね… ってあったじゃないですか。男の浮気を「いくつも愛を持っている」と美しく表現したこの歌詞は、結構スゴイなー、と 最近思うようになりました。腫れが悪化、にあんまり関係ないですけどネ! キャサリン、キャラ作ってたことが発覚!! しかも、一度バレてからはずっと標準語で喋りまくり。でも次回からはまたカタカナでカタコト喋るんだろうな。 履歴書と称し、まんまとお見合い写真を潜り込ませることに成功したとおぼしき さっちゃん、登場!! さっちゃんの登場シーンはいつも凝ってて面白いと思います。 初登場時は手首から堂々登場、二度目の登場はいつの間にかタクシーに同乗、 そして今回はライトにぶら下がって髪の毛からの登場! 「ヒロイン交代の理をあらはす こんばんは万事屋さっちゃんです」 ヒロインの必要性を強気に説きつつ、銀さんのお嫁さんに…って顔赤くなってる。 二度目の登場時のさっちゃんは、タクシーの中で銀さんと目が合って頬を赤らめてましたけど あの時のさっちゃんよりも今回のさっちゃんの方が初登場時に近くて、素の性格だと思いました。 「眼鏡は新八とかぶるからダメだ」 酔ってるクセに、しっかり即答、ダメ出し銀さん。 しかも突如、漫画の編集者が降りて来たのかと思えるほどの饒舌っぷり。 「そうやって私をなぶって楽しんでるんだろうけど 私Mだから。私も楽しんでるから」 「私はMであなたはSで 他にはもう何もいらないじゃない」 久々にきました!!さっちゃんお得意のエッチネタ、下ネタ? そっかァ、さっちゃんMなんだ。これからどんなに銀さんに迫っても、ここでMだと宣言しちゃった限り、 銀さんに冷たくあしらわれる事が決まっちゃったような気もしますよ!さっちゃん〜。 マダオがMというのは納得。そうそう、私は前から銀さんはSっぽいと思ってたんですよ、ココだけの話!! 神楽に別れを告げるときの銀さんなんか、かなりS気味なところが出ていたのではないかと…… なぜかヒロイン争奪戦に発展!? 一番初めに落とされたキャサリンが、一番乗り気なのが笑えます。 本気(マジ)モードに入ったさっちゃん、あまりの気合の入りっぷりにメガネなしでも全然オッケーみたいです。 萌え三種の神器は、結構微妙だと思うよ、さっちゃん!猫耳はともかく、忍者とメガネの組み合わせは 銀魂で初めて見ましたので、これからどんどん流行っていって欲しいものです。 さてお妙さんの笑顔が、嵐の前の静けさ的で恐ろしい……!! あ、あと今回自分的に一番の名台詞! 「私が好きなのは私だけよ だから誰にも負けたくないのよ」 お妙さんカッコいいのう。こんなセリフ言ってみたい。 でも自分大好き、誰にも負けたくない!って負けん気の強さも、笑顔のオブラートで包めば アラ不思議、いたってお上品に見えるものです。 ヒロイン三大条件 顔(ツラ)体(スタイル)性格(キャラ) (なんもねーヨ) 胸を両手でおさえて、冷や汗垂らしつつ、コッソリ参加してる神楽ちゃんが可愛いですよ、もう。 空知先生の手書き文字が、神楽ちゃんの素朴さを表しているような気もします。 映画館の客引きをクビになったマダオのところでも、同じように思いましたが! でも、胸以外は十分大丈夫だと思うけどなぁ。胸にしたって、この歳でそれくらいあったら十分だと思うよ。 貧乳キャラのハズのお妙さんも、今週はおっぱいちゃんとあったし、チャイナ服はピタッと身体の線がでるから ちょっとエロくて良いです。(長谷川さんみたいだ。) 即行落とされたキャサリンの「しばくぞ」にも笑いましたけど、長谷川さんの 「出るトコ出て 締まるトコは締まったエロい身体がイイ」 が、少年誌的に見ると親父過ぎると思いますよ! ボン!キュッ!ボォォォォン!!と軽快な三段落ちで吹っ飛ぶ長谷川さん。 最後のボン!の前に、瞬時で己の不利をさとり、先手を打ったお妙さんが好プレーだったと思います。 最後の性格(キャラ)の勝負で、眠る新八を慌てて起こす銀さん。 女の意地とプライドを賭けた勝負の前に、男達はすべて倒れるのであった…。 「やっぱり…なんやかんやで 神楽ちゃんが一番僕らにあってましたよね」 「……そーだな」 そーだな、のコマの銀さんがちょっと笑顔なのは見逃してはいけませんね。 何と言うか、神楽ちゃんのことを思い出してフッと笑ったんじゃないでしょうか。 「……フン これだから男ってのは勝手でいやなんだ」 お登勢さん、カッコいい。みんなが好き勝手浮かれているとき、 神楽ちゃんの話題を出してくれてたのはお登勢さんだけだったもんなぁ。 「ボンキュッボンでなくて悪かったアルな」 この神楽ちゃん、何だかちょっと、初登場時のトガッタ感じを思い起こさせますね。 自分がボンキュッボンでないことに、ちょっとスネちゃってるのかも知れません。 神楽の言うとおり、何も言わずに笑顔の銀さん&新八でした。 今週のちょっと一言 お妙さんに新たな萌を見出しました。恐るべし、チャイナ服。 さっちゃんのキャラが固まってきたかな?でも最初にハシラで言われていたように、 彼女は元々不思議ちゃんキャラですからね。毎回想像もできないような立ち回りをしてくれそうです。 あ、銀さんに近づく為には、あのオッパイを使って色気で迫ってみたら面白そう…とか 長谷川さん的親父嗜好が頭をよぎりました。 あとは前編を通して、神楽のツッコミが秀逸でしたね。 神楽のツッコミが激しく新鮮で良かったです。お妙さん、さっちゃん、キャサリンの前だと 神楽が非常に常識人に見えてくるので困ったものです。 自分より濃いキャラの人と一緒にいると、自分の個性が霞んでしまうような感じですよね。 来週からは、いつもの万事屋かな? ★おかえり 神楽ちゃん!! おわり!


 第63訓  娘の彼氏は とりあえず殴っとけ★貧相な空知サインも見れる! 貧相なんていっちゃダメ! ターミナルに取り付くえいりあん、砲撃を受けて沈静化か…!? 通信機もなく聞こえるはずもなしに、遥か上空の軍艦を仰ぎ、叫ぶ近藤さん。 「もう 撃つ必要はねェ!!」 ……と思ったら、何故かちゃっかり聞こえているとっつあん。いや、聞こえただけで、理解は出来てなかったようですが。 「栗子」って、そのまんま自分の名前からつけちゃってるじゃん、片栗虎さんよう。 まだ17歳なんですね。留学云々〜とか言ってたので、20歳くらいの学生さんかと思ってました。 大して変わらないか。 「ケーキの上で 全力でランバダを踊ってやる」 全力で邪魔する方向性がズレていることには気付かないのか、とっつあん。 しっかし、懐かしいな〜、ランバダ。アレを子供の頃に見て受けたイロモノ感は今でもぬぐえません。 空知先生とは歳が近いせいもあるのか、持って来るネタの微妙さがいちいち笑えます。 ランバダって何?と思った方は、Amazon.comから試聴できますよ。一曲目のLambadaというヤツです。 ラテンの情熱的なリズムに合わせて、男女が腰をくっつけてクネクネ踊るダンスだったと思います。 さて栗子ちゃん、そのうち登場しないかな?あ、その前にハム子も出して欲しいです。 太助とはまだ続いてるんだろうか?とか気になります。元気かな、ハム子。 「おっさんは 一切責任はとりません!」 この人本当に警察のトップかよう!! 〜〜某 記者会見にて〜〜 <記者>「今回の一連の不祥事、一体どう責任を取るつもりなんですか」 <トップ>「おっさんは 一切責任はとりません!」 みたいなね。ちょっとクダラナイ想像をしてみました。 神楽、意識は定まっていないのに、銀さんへのパンチはかなり的確に入ってます。 パピーの髪の毛を無心でかじる神楽ちゃんの目の虚ろ具合がすごいです。 銀さんはもっと本気で止めてあげるべきですよ、コレ! ハゲはしなくても、お腹壊しちゃうよ!! (昔、近所にすんでいた幼い女の子は何でも口の中に入れちゃう子だったんです。 ダンゴ虫を口に入れたときは一体どうしようかと思いましたけどね。 そんな彼女も、もう成人しているハズですね。)脱線、脱線。 ターミナルに直撃、松っちゃん砲!! この松っちゃん砲、名前はアナログな感じでショボイけど、絵から見るにただの大砲じゃないですね。 ガンダムなんかのSFで言うところの粒子ビーム砲・荷電粒子砲などといった 「粒子砲」 というヤツですね。 アシさんが描かれているのかもしれませんが、この粒子砲の描写はSFチックで良いと思います。 ターミナルに激突の瞬間を、二分の一ページ以下で抑えるのは空知先生らしいかと思います。 激突の瞬間の真選組、片栗虎、そして煙の中から現れる破壊されたターミナル。 この一連の流れは、非常に映像的な美しさがあって、また視覚的に訴えるものがあります。 パピーがカッコいいです。 バーコードより、潔くハゲてる方がいいですよ。 いや、カッコいいのは傘一本で皆を護った事についてですよ! 銀さん、新八、定春、皇子たちが見守るなか、バッタリと倒れて意識を失ったと思われるパピー。 世の中的にはすべて一件落着した後、神妙な面持ちでインタビューに答えるハタ皇子(とじいや。) ドラゴンボールで、セルを倒した事になったミスターサタンのインタビューを薄っすら思い起こさせてくれます。 架空の手柄ですら皇子から奪おうとする辺り、やはりじいやは皇子以上の腹黒さというか、末恐ろしさを感じます。 ハタ皇子から毒気がなくなり、性格が丸くなるにつれ、じいやは銀魂において 一番ブラックなキャラクターなのではないかと最近ウスウス思ってます。彼の今後の動きには要チェックです。 ターミナルの根元に集まる真選組三人ですが、ターミナルにここまで接近すると、 このターミナルのでかさが大体推測できますね。 一見すると塔の様にも見えますが、銀魂ワールドのランドマークともいえるターミナル、 実物はかなりの大きさなのではと思います。 さて、すべてが収束し、局長と土方が語るのは、あの星海坊主のことの様です。 「噂通りの化け物だったな」と、海星坊主のことを恐れる土方とは対照的に、 「ただの人の親に見えたよ」と、海星坊主を思い出す近藤。 二人の印象が全く違う辺りが興味深いところです。 「俺たちみたいな輩は気味悪がられる」 と、パピーが神楽に言ってましたが、客観的に海星坊主を見て、恐らく土方の考え方が通常なのでしょう。 近藤は万事屋以外で唯一、海星坊主と面会がありましたし、懐が深いと思われる局長のこと、 化け物なんぞには見えなかったのでしょうか。 「探しものとやらは見つかったのかね 海星坊主殿」 夕焼けの背景と相まって、 このひと言が非常に印象的で大好きです。 これを読んで、二人に直接の面識があったことを思い出しました。 あの時冗談で冷やかした会話の中身を、局長が覚えていた事にジーンときてしまいました。 何となくですけれど、近藤のこのセリフから、世間的には星海坊主は亡くなった事になっているのか? と一瞬思いました。近藤さんのセリフがあまりにも郷愁を誘うもんで…。 でも神楽が救護班に手当てを受けてるらしいので、これはないでしょうが。 思いっきりえいりあん目がけて立ちションする銀さんとパピー。 パピーはやはり、ハゲになったほうが格好いいです。 初登場時はバーコード&黒縁メガネ、という出で立ちでありましたが、 ラストの方が男前になった感じがします。アレ、メガネはいつなくなったんだろう?? 神楽に兄貴の存在が発覚!! ……いや、もう話には聞いていたけど、パピーの口からさらに詳しく、衝撃的な内容が語られております。 親を超えてなんぼという野蛮な慣わし、「親殺し」 首を取られそうになった星海坊主は今よりも随分若そうですね。 神楽兄は、神楽と幾つ違いなんでしょう。2〜3歳、ということはなさそうな感じです。 本気で殺しあう、父親と息子の間に入る神楽ちゃんがまた健気で…。 神楽に命を狙われないか…と、信じる度胸もなく逃げ回ったというパピーですが、 神楽ちゃんは純粋な夜兎の血を受け継いでいることはないと思われます。 何だかまたまた、ドラゴンボールの御空とちょっと似てるなあと思ったんですよね。 御空は地球育ちの純粋なサイヤ人で、幼い頃地球に送り込まれて強く頭を打ったために 本来のサイヤ人の凶暴性がなりを潜め戦闘好きだけが残った という状況なんですけどね。 神楽は地球育ちではない上に頭も打っていませんからね。 ただ、夜兎族の凶暴性がなりを潜め、しかし本来の戦闘好き?な能力は残っている辺り、 微妙な類似点があると言えなくもないような気がします。 あと今回、「闘争本能の塊のような」兄の存在が明らかにされたことによって、 この兄貴がまた、御空の兄のべジータを彷彿とさせるような気が……しませんかね?? いや〜、DBは漫画で読んだ事は全然ないのですが、アニメは結構見ていたので いろいろと考え付くままに書いてしまいましたが、どんなもんでしょ。 パピーが家に寄り付かなくなったのには、いろいろワケがあった様子です。 「俺なんかよりずっと強いやつなんだよ」 神楽に親父とさえ思われていないんじゃ、と呟くパピーに銀さんがピッと手渡したのは、あの手紙。 そうか、手紙は銀さん宛に書かれたものではなくて、ずっと以前にパピー宛に書かれたものだったんですね。 コレはまんまと騙され!?ではないですけど、作者の意図するツボの中にハマってしまってました。 下世話なことを色々感想書いていたので、今から読み返すと妄想し過ぎで恥ずかしいのう。 神楽がいっつもコソコソ書いていたという手紙、あて先不明で返されたものを コッソリと内緒でとって置いた銀さん。 帰ってきたことを秘密にしてとって置いた、というのは何と粋な計らいなんでしょう。 この辺は非常に銀さんらしさが溢れてますよね。 返ってきたよ、と教えてあげるのもまた間違いではないですしね。 「俺ァ欲しかったよ アンタみてーな家族が…」 今回の夜兎編では、神楽のみならず銀さんの生い立ちにも微妙なスポットが当たっていたと思います。 銀さんの過去の話、本格的にやったらかなり面白そうではありますが、 何というか最終切り札の気もするので読みたいような、もうちょっと置いておいて欲しいような、 複雑なところがあります。 「ホントに大事なモンってのは もってる奴よりもってねー奴の方がしってるもんさ」 大事なものを持っている人は、それが大事なものである、ということにすら 気付いていない場合がままあるものです。 自分が恵まれていることに気がつかず、自分にないものにばかり目がいってしまうのは 人間のサガであるのやも知れません。 「だからよォ 神楽のこと大事にしてやってくれよな」 まるで父親が言う様なセリフを、父親に向かって言う銀さん。 コッソリ聞いて、泣いてる神楽ちゃんがまた切ないなぁ。 背を向け歩き始める銀さん、それを追い越す新八。 「家族と思ってくれていいですからね」 新八はいいやっちゃな〜。 今回の話で、地味にも一番株を上げたのは新八ではないか、ってな気がします。 神楽が帰りそうな展開にちょっと焦りつつも、 「だから 元気でやれよ」 と去っていくパピー。一度も振り返らなかったのは、神楽の手紙を読んで、もう泣いていたからでしょうか? 今週のちょっと一言 ラストへの盛り上がりがすごかったですね。 神楽に加え、新八、パピーまでが涙、涙。 最後のページの、パピーを見送る神楽ちゃんの表情が好きです。 一番最後のコマ、パピーの笑顔が見られたのが良かったです。 夕焼けが非常に印象的に使われた、夜兎編終了でしたとさ。 ★その日を夢見 父は一人去る…


 第62訓  せいぜい一緒に過ごす期間なんて二十年くらいなんだから         娘さんはお父さんを大切にしてあげて 仕事のグチを父親にこぼしてみた所、「別に辞めて新しい仕事探してもいいんだぞ」 と、結構マジに言われてしまいました。ゴメンよパピー、私はもうちょっと頑張るよ! …。 ★神楽奪還へ! 銀&父 哮(たけ)る!! 哮る、って良いですね。 (動物が)太い声でほえる。  by goo 辞書 えいりあんに果敢に挑む、銀&父!(銀って呼び方いいよね。作中じゃだれも呼んでないけどね) パピーと銀さんの超人たちが活躍すると、真選組の立場が危ういですね。 特に沖田は、真選組随一の剣の使い手との設定がありますが、これまでそのような描写が全くないように思います。 相手がえいりあんだと、地球人にとっては歯が立たないですからね。 今後、万事屋の前に立ちふさがる敵は恐らくえいりあん達になるでしょうし、 真選組はあくまで警察業に徹するのでしょうか? 美味しい立場にいるようで、実際そうでもないのかな、などと最近思います。 「いやいや 旦那も負けてませんぜ」 煉獄関での一悶着以降は、銀さんに一目置いてるっぽい沖田の発言。 あの時、銀さんを挑発して事件に巻き込もうとした沖田が懐かしいですね。 でも土方さんにはあんまり一目置いてないかも知れません。 破壊神 松平片栗虎、堂々の再登場!! あのオッサンが通った後は塵も残らない、ターミナルも消しかねない、などと野次が飛び交う中、 涼しい顔で登場のとっつぁんが笑えます。 「地球人にしちゃあやるな」 共闘することで、男同士意外と意気投合しているっぽい銀さんとパピー。 それでも帰れ、死ぬぞ、というパピーに対して 「帰りてーけどどっから帰りゃいいんだ?非常口も見あたらねーよ」 と呟く銀さんですが、このひと言はいいですね。 自分から乗り込んできたのに「帰りたいのに帰れないんだ」と、うそぶく銀さん。 そもそも帰りたくなるくらいなら、乗り込んだりはしないもんですからね。 あと、どこから帰ればいいんだ?非常口も見当たらない、 というセリフは意外と含みがあるような気もしたんですけれど、どんなもんでしょうか。 帰る=答えを出す 非常口=解決の道 どうやって答えを出したらいいんだ、解決の道も見当たらないのに……みたいな。 今回はえいりあんと戦う銀さんではありますが、 実際は神楽とパピーと万事屋との愛情、確執の問題なのではないかと思います。 互いの立場から見て、かなりややこしい状態に絡み合ってるじゃないですか。 パピーは神楽を連れて帰りたい。 神楽は万事屋に残りたい。 銀さんは神楽を親元に帰して「これでよかったんだよな」とボソリ。 新八は神楽ちゃんを万事屋に連れ戻そうとする。 明確な答えが見つからない現状を示しているのでは、と勘繰ってみました。 ああ、こんなことするのは高校の現国の試験みたいですね。 なんでこんな所に来ちまったかな、と吐く銀さんに対し、 「お前…」とパピー。 恐らくあとには「お前は神楽を連れ戻しに来たんじゃ…」と続くと思われます。 それを遮って銀さんが 「安心しなァ あんなうるせーガキ連れ戻そうなんてハラはねー」 と先回りして答えています。 連れ戻す気マンマンだぜ!などと言うと、パピーと喧嘩になりそうですしね。 実際ここに駆けつけた銀さんには、神楽を連れ戻そう、などというハラはないと思います。 傷を負って助けても、決して連れ戻さない、というのはある意味とてもすごい行為なのではないかと考えてみました。 要するに見返りを求めないというか、そういう感じですよね。 銀さんを「面白ェよ お前」 と位置づけして再び戦いだす二人。 腕を合わせりゃ二本だ、というのはすごくジャンプっぽくて熱い展開ですよね。 友情・努力・勝利、これにもっとも近づくことになった今週号だと思います。 「胸クソ ワリーが、神楽助けるまでは協力してやるよ!ありがたく思えお父さん!!」 神楽を助けて、そのあとはパピーに返す気だ、というのがちょい切ないです。 銀さんってホント不器用な人ですよね。新八が万事屋だけのことを考えて神楽を連れ戻そうとしているのに対し、 銀さんはその他の部分もいろいろ見てしまっているというか。詰まるところパピーと神楽の関係なんですけどね。 お父さん、という言い方にパピーは何も突っ込まなかったですね。 それどころじゃないのかも知れませんが、別に悪い気はしなかったのかな、と思いました。 意識不明のままえいりあんに取り込まれてしまった神楽。 コワイよ、この意思を持ったえいりあん!取り込まれる、という表現が恐ろしいです。 漫画だからアレですけど、このえいりあんに動きと音がついたらもっとグロテスクさがアップすること間違いなしです。 「こいつを殺れば 神楽も死ぬ」 と嘆くパピー。このコマの銀さんの顔は、何を考えてるんでしょうね。 普段の死んだ魚の目の表情とは打って変わって、なんとも神妙な表情で、銀さんじゃないみたいです。 えいりあんに対し、一斉放射をしかけようとする幕府の軍艦に対し、 神楽が取り残されていることを訴える近藤局長のいい人ぶりが際立ってます。 近藤さんは、どこかひねくれた登場人物の多い銀魂の中で、かなりいい人ですよね。 空知先生の作ったキャラっぽくないです。(言ってしまった) 「大義を見失えば 救える者も救えなくなるぞ」 と、かつての坂本の発言を彷彿とさせるひと言を吐くとっつぁん。 普通にいい言葉ですよね、大義を見失うな、と。 とっつぁんの魅力の一つに、いいセリフ吐くときも、ボケかますときも まったく表情を変えないところが挙げられるのではないかと思います。 「すまねェ神楽… せめて最期はお前と一緒に死なせてくれ」 神楽の言葉を思い出しながら腹をくくるパピー。なんとも悲しい。 「俺を信じろとは言わねェ だが神楽のことは信じてやってくれよ」 と遺し、えいりあんに取り込まれる銀さん。 攻撃、刺激を受けるとえいりあんはその対象を取り込むのでしょうか? この辺の説明は特になかった気もしますが、銀さんには既知の事実であったようであります。 えいりあんに集まる新八、定春、皇子とじいや! 5分5分、と騒ぎ立てる新八たちの後ろにパピーがいますね。 パピーは銀さんの5分待て、という言葉を信じているのでしょうか。 銀さんは俺を信じろとは言わねェ、といいましたが、 神楽を信じるためには銀さんを信じる必要もありますよね、この場合は。 せっかく神楽を助ける為に危険な場所に乗り込んだものの、 あくまで小心者っぷりを漂わす皇子とじいやがいい感じです。 あ、定春の皇子のくわえ方はかなり本気だと思います。皇子痛がってるし! 「どうせ来ると思ったけどね 天邪鬼が」 新八が涙ぐんでるのがいいなぁ。これは銀さんには出来ない芸当ですからね。 新八が涙ぐむとこっちまで涙ぐましく思えるよ。 ただ、新八は神楽を連れて帰るつもりで駆けつけて、 銀さんは連れて帰るつもりはなく駆けつけましたからね。 二人の考え方はまだ同じではないんですよね。 新八が銀さんの考えをどう思うのか、ちょっと気になりました。 神楽を護ろうとする新八たちのうしろ姿を見て、神楽の言葉を思い出すパピーの表情がいいですね。 えいりあんの内部で横たわる神楽に近づく銀さん。 神楽の酢昆布を手に、何とも憎たらしげな表情。 最後のコマ、神楽が元気良く復活したので一安心です。 アッパーを食らわされているのは銀さんですが、えいりあんの破片?のとばっちりを受ける新八や皇子たちが いちいち笑えます。じいやって髪の毛薄いよね。 松っちゃん砲のスイッチを、ポチッとな、とばかりに押しちゃう片栗虎。 いい人なのか悪い人なのか解らなくなってきましたよ、でも何だか憎めない人であることは確かですよね。 今週のちょっと一言 ラスト、ギャグペースの明るい雰囲気で終わってちょっとホッとしました。 ギャグ漫画のシリアス展開は好きな方なんですけれど(コレはあまり好まない人も多いと思います) 最後のこの明るい雰囲気でちょっと読後感が良くなったのは確かだな、と思いました。 ラストのコマはペンタッチがすごく細いですね。気のせい? 次週でいよいよ決着か?いったいどんな〆が待ち受けているのか!? お わ り !


 第61訓  みみずにおしっこかけると腫れるよ 中学校の理科の実験で、みみずを使うやつがあったんですよ。 小指の太さぐらいある太いミミズを、平気でつかむ同級生の女の子に驚いたモンです。 1ページ目の銀さんの顔が迫力あっていいです! 銀魂キャラでここまで迫力のある顔は初めてのような気もします。 まぁ次のページで、えいりあんにあっさりとカプリと飲み込まれるワケですが…。 定春、シッポ噛まれなくて良かったね、とか思っちゃいました。 うまい事、可愛いシッポがえいりあんの歯からはみ出してます。 というか局長、まだ気ぐるみ着てるじゃないっスか。 先週からあまり時間は経ってないんでしょうか、コレは早めに脱いでおいた方がいいと思いますよ!! ホレ、いろいろとあるじゃないですか。 銀さんの定春に対するセリフで 「今日はどこでクソたれようがじゃれようが自由だよ めいっぱい暴れな」 ってあるじゃないですか。銀さんがたまに使う「〜だよ」っていう標準語っぽい言葉使いが優しい口調で好きです。 あ、新八もたまに使ってますけどね。コレ、関東以北の方にはどうだか分かりませんけど、 関西在住の私にとって、というか個人的にはものすごく優しい言葉のように聞こえます。 どんなもんでしょうね?別にそんな事ないですか? パピーの言う八年前の巨大ゴキブーリ退治、何気に気になります。 巨大ゴキブーリは周期的に大量発生しているのでしょうか? イナゴとか、大量発生の様子はよくテレビでやってますからね。(世界まるみえ!テレビ特捜部とかで) おぉ、恐ろしや!ゴキブリの話は面白かったですけどね。 「アレはヤバかったな」 と、新婚時代のマミーとの喧嘩をさらっと思い出すパピー。 夜兎同士の夫婦喧嘩は凄まじそうですよね。 笑えるギャグですけれど、マミーがもう他界していることを思うとちょっと淋しいナァと思ったり。 どんなお母さんだったんでしょうね。この先触れられることはあるのでしょうか? 皇子とじいや!膝を抱えて「あわばばば…」なぞと小物振りを丸出しで登場! 神楽の傘を発見後、キレだすパピー。 「頼むよオイ おじさんいい年こいて短気だから」 パピーは短気なのかな?それはある意味夜兎の本能的なモノのような気もしますけどね。 「わしらを助けて化け物に…もう…死んでるよ…」 皇子とじいやがえいりあんに対してなすすべがないのは仕方がないと思いますが、 神楽を放っておいたのはやっぱりイカンよね〜。 じいやはともかく、レディーファーストな皇子にはもうちょっと動いて欲しかったなと思ってみたりします。 そもそも皇子のコレクションをじいやが逃がしたワケですからね、二人が元凶じゃん!! (考えるまでもない) でもコノえいりあんのおかげで、銀さん、神楽、新八、そしてパピーが互いにより分かり合えるようになる、 そういう結末を期待してます。話の大筋に、大胆にも繊細に絡んでこそ皇子だと思います。 お互いに責任転嫁しまくる皇子とじいやに、いよいよキレかけるパピー。 傘の切っ先をつかまえたのは神楽ちゃん。 「私の力、人を傷つけるだけじゃないヨ 人を護ることもできるようになったヨ」 このセリフとちょっと寂しそうな顔の過去の回想が、定春の初登場の回を思わせました。 自分の夜兎の力についての神楽の考えは毎回興味深いです。 力のコントロールってのは中々難しいようです。 人を護ることもできるようになったらいっぱい友達もできた、というのは 銀魂世界に捕らわれずに普通にいい言葉ですよね。 そうそう、 「戦って戦って 夜兎滅びたネ」 「戦って戦って 夜兎一人ぼっちになってたネ」 という神楽のセリフを読んで、最強種族である夜兎が滅びつつある理由が分かったような気がします。 ずっと謎だったんですよね、強靭な力を持つ夜兎が貧しかったり滅びかけている理由がですね。 地球人が群れて生活するのと比べて、夜兎って一匹狼っぽいように思います。 パピーも兄さんもそうですし、神楽自身も独立心が強い子だというか、そう思います。 「人に無関心それ 利口な生き方」 などとのたまい、夜兎らしく一匹狼だった神楽も、万事屋で仲間達に囲まれて暮らすうちに、 地球人らしい"群れ"みたいなモノの暖かさを知ったのではないでしょうか。 また 「戦わなきゃいけないのは自分自身アル」という言葉も、初登場時の 「変わるために戦うアル」と言葉を思い出させます。 神楽は万事屋にいる間にかなり変わることが出来たと思いますが、いかがなものでしょう。 パピーはその変化にあまり気付いていないようにも思いますが、昔から家を空けることが多かったからかもしれませんね。 迫りくるえいりあんから、神楽を抱いて護るパピーのコマがすごく良かったです。 腕を引きちぎられた!?と一瞬驚いたモノの、義手だとのこと。 ファンタジーものではよく、隻腕、隻眼などありますよね。百戦錬磨のパピーもご多聞に漏れず隻腕でした。 えいりあんに絡め取られた神楽の目が虚ろすぎる…!何というか、生気を失ったお人形さんのようです。 えいりあんに飲み込まれそうになる神楽、最後の最期に思い出すのは銀さんのことです。 アクションが早かったのは新八で、目の前にいるのはお父さんだというのに、思い出すのは銀さんなんですね。 一途というか、銀さん慕われすぎ!! この話が一区切りつくとき、神楽とパピーがお互いに理解し合えるような展開になると思いますが、 神楽と銀さんの間にもエピソードが欲しいな、と思います。 ギャグで落としちゃってもいいんですけどね、神楽ちゃんにとってアレだけ哀しい別れが一度あったワケですから、 彼女の悩み、葛藤が少しでも報われてくれれば、と思います。 神楽を飲み込もうとしていた、えいりあんの腹を切り開いて銀時登場!! 燃えるなぁ、こういう展開。定春は怒った顔もいちいち可愛いと思います。 銀さんの登場にも依然虚ろな瞳のままの神楽、銀さんの 「神楽ァァァ!!」 という叫び声に一瞬意識が戻り、思わず涙ぐみ、口元に笑みが浮かぶ。そして手を伸ばすものの……。 あと一歩で届かない手、落ちてゆく銀さんと定春が哀しい。 銀さんのマジな表情も、普段(死んだ魚の様な目)とのギャップがあって 非常に効果的に話を盛り上げていると思います。 えいりあん上で痴話ゲンカを繰り出す銀さんとパピー。 喧嘩のハズなのに、なぜかじゃれ合ってるようにも見えるからアラ不思議。 特にカゼをこじらせろ、ちやほやされろ!とか、子供の喧嘩では絶対出てこないようなヒネリ具合があって好きです。 何だか可愛くないですか?こじらせろ、ちやほやされろ!とかね。 というか、ちやほやされろ!だなんて文句聞いたことないですよ。 「マイナスドライバーつけてこい!」 ってなギャグの意味が一瞬分からなかったんですけど、コレ、プラスドライバーに比べたらあんまり使わないから、 というギャグだったんですね。私は仕事上、プラスドライバーとマイナスドライバーを同じくらい使うので このギャグにピンとこなかったんですけど、よく考えてみると確かにマイナスの影は薄いよナァ。 でもマイナスドライバーも案外使えますよ。テコの原理にも使用できるし、ヘラ代わりにも使えるし。 プラスには出来ないことも出来ますからね! 「しるか 全部あの化物が壊したことにするぞ」 「我々は今 目の前で不正が起こる瞬間を…」 土方とリポーター、ボケとツッコミの役割分担が生まれてますね。 いや、土方が颯爽とパトカーで逃げるところで既に分担が決まってましたね。 土方は普段、沖田とつるんでいるので自然ツッコミ役になっておりますが ボケキャラがいない場合は自分がボケ役に変化するという、なかなか美味しく実験的な特技を持っているようです。 ここ最近の話の展開を見て気付きましたよ、土方さん。 土方がリポーターをボコる決定的瞬間を、ベストポジションから撮影するカメラマンの後姿が…。 土方さん、やっつける相手を間違ってますよ、オイ! 「えいりあんの中心でなんか叫んでる!」 本来、愛を叫ぶべきところなのに、「なんか」を叫ぶ銀さん&パピーでした。 ★神楽奪還へ 最終戦闘!!   今週のちょっと一言 空知先生は、よく少年漫画で言われる「魅力的な悪役」を描くのがあまり得意ではないのか、 それとも悪役に対する興味が薄いのかな、と思います。 今回のバトルの相手はえいりあん、強敵であるには違いませんが人型ではなく、知能もどの程度のものか知れません。 少年漫画って、主人公と悪役、互いに言葉の応酬が繰り広げられながら戦いが進んでいったりする場合が多いですよね。 銀魂にはそれがない、意図的になくしているのか、どちらにしてもちょっと変わっていると思います。 一話目で登場のノーパンしゃぶしゃぶの宇宙人や、神楽を追っていたヤクザの井上たち、天導衆のボスなど、 あんまり悪役としての美学を持っていないように感じます。 個人的には悪役側に魅力がありすぎるのもアレだと思うので(バランスが大事ですよね) こういうのが良くない!というワケではないのですが、 今回みたいに物言わぬ敵が相手だと、ちょっと物足りないような気もします。 しかしその分、連携プレーを繰り広げる銀さんとパピーの間に飛び交う会話には、かなりのエネルギー、 空知先生独自の軽快なセリフ回しが感じられます。来週にも期待です。 印象的だった場面… 1ページ目の銀さんの鬼の表情、神楽を助けに飛び出した銀さんの表情、どっちもかなり良かったと思います。 でもえいりあんから護るため、神楽を抱きしめるパピーが一番?格好良かったです。 銀さんも良かったけどね! 次週、神楽ちゃんはヒロインらしく無事に奪還されるのか? 銀さんとパピーの関係やいかに? あ、春雨編の陀絡さんはいい悪役だったと思います。 おわり!!



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