第50訓 どうでもいいことに限ってなかなか忘れない
悲しいのに忘れない あなたが見せた夢
愛のすべてどうしても 何もかもが消えない
(by Tommy february6)
記憶って不思議ですよね。本当に、どうでもいいことなのにいつまでも忘れなかったり、
大事なことなのにスッカリ忘れてしまってたり。
コレ本当の話なんですけれど、友達としていた約束をスッカリ忘れていて、それから1年以上が過ぎたある日、
朝の5時ごろ、いきなり目が覚めてその約束を思い出したことがあります。
急にガバッと起き上がって、薄暗い部屋の中、そうだ!あの約束忘れてた!と。
何の約束かといいますと、一緒に成人式に行く約束だったんですけどね。
そんな事もありました。どうしてそんな大事なことを忘れてしまってたのか、それでまたどうして
1年以上も経って急に記憶が蘇ったのか、本当に不思議でした。
記憶というのは、何度も思い出す程に記憶までの幹が太くなるらしいですよ。
どうでもいい記憶でも、何度も思い出しているとますます鮮明になってくるという、人体の不思議。
祝!!銀魂一周年!!
いや〜、もっと派手に祝いたい気分です。(一人でもね)
そうか、もう一周年か。早かったです。コレ打ち切りになったら本当に切なくて悲しいな…とか思ってました。
そんな頃が忘れられません。ジャンプに連載開始の予告が出た段階で、あ、「しろくろ」描いてた人だ!
くらいにちょっと注目はしてたんですけどね。まさかここまでのめり込むとは、どうして予測できましょう。
本当にインスピレーション、いやイントゥイション"直感"に従うってことは大事ですよね。
表紙のキラキラしている銀さん、えっらい男前。ホリが深くて、あんまり日本人的な顔じゃないですよね。
それに比べて、銀さんの周りを囲むミニキャラたちの可愛らしいこと!
神楽も新八も可愛いけれど、お妙さんの笑顔が最強です。
コミックスの表紙であった、お妙さん&定春の組み合わせがきましたね。
ハタ皇子もさりげなく登場。これ、ある意味美味しい登場の仕方です。
中表紙も豪華、賑やか!
銀さんのジャンプの格好が好きです。粋な感じじゃないですか。
神楽はすごく女の子っぽい跳び方してるし、新八は必要以上に漢度UP。
お妙さんと局長、表紙に続いてやっぱりセットで登場ですね。いつもお妙さんに虐げられてますけどね…
真選組は初めてのカラーですね。隊服の色は、大体想像通りというか、まぁこんなモンでしょう。
よく見たら、さっちゃんもこっそり登場。控えめながらもしっかりとカラーで登場です。
大方の予想通り?メガネのフレームは赤でしたね。
しかしです、この賑やかな表紙とは裏腹に、巻頭カラーで銀さん出血、重態の模様。
出血をカラーでやるとインパクトのでかさが違いますよね。銀さんが痛々しいよ…
主人公が一話目で瀕死の重傷にあい、何とか九死に一生を得ることが出来た後、悪の組織と戦うようになる…
というのはよくある展開ですが、銀さんは一体どうなるのでしょう。
病院に勢ぞろいの面々。新八が最後に到着。事はすべて済んだ後のよう。
そ、そっかぁ…ジャンプ買いに行ってはねられたんだ…。何だか不吉だよ!!
「いい年こいてこんなん読んでるから…」
神楽ちゃんの心配そうな顔、ちょっと大人っぽいです。
でも、車ではねた張本人(保険とかはいってるのか!?)に泣きながら蹴りを入れるとことか
ギャグの場面だけど、神楽ちゃんは本当に銀さんが心配なんだなぁと思います。
お登勢さんも、すね丸出しで参加。はねた人、恐らく半殺しになっちゃったでしょうね
(ホッ…大丈夫そうだ)
(やっぱダメかもしれない…)
神楽たちが心配してないようなら安心し、神楽たちが心配しだすと不安になる、という
新八の胸中の移ろいが結構面白いと思います。すごく地味なギャグですけどね。
病室を強行突破する一行。新八の顔が一番必死っぽいです。
上体を起こし、虚ろな表情で何か考えている風な銀さん。
「心配かけて!もうジャンプなんか買わせないからね!」
お母さんみたいに心配する神楽ちゃん。これはギャグなのかなぁ?
最近、ギャグでやってるのか、本気で心配してあげているのか、この境界線が非常に曖昧になってきたように思います。
ギャグとマジの間を超越した、萌えの境地に達しちゃってるような。
自然体で銀さんを心配する神楽ちゃんがすごく可愛い、癒されます。
「心配しましたよ銀さん…えらい目にあいましたね」
と安心した表情で語りかける新八。この顔いいなあ。
ついでに、銀さんのベッドに、ちょっと甘えた様子でもたれ掛かる神楽ちゃんも可愛いです。
あぁ、もうさっきから何か可愛いしか言ってないけれど許して…!
銀さん、ものすごく警戒した怪訝な表情で爆弾発言。
「誰だい、君達は?」
ブラックジャック似の先生曰く、銀さんは自分の存在も忘れているみたいだ…との事。
記憶喪失とはまた銀さん、本当に災難ですよ…。
万事屋に帰ってきた一行ではありますが、銀さんは相変わらず何にも思い出せない様子。
しかも自分がプー太郎だったことに、ひどくショックを受けてます。
そんな些細なことでショックを受けるだなんて、銀さんじゃないよ!
しっかし銀さん、顔のパーツは変わっていないと思うのに、表情が違うだけで全くの別人のよう。
交通事故によって記憶がなくなったばかりでなく、人格にまで多大な影響を受けてしまったようです。
頭を抱え、過去のことなど思い出したくない…とまで言い出す始末。
神楽ちゃんの体育会系の励ましも、全く意味をなしません。
きゃばれい暴れん坊侍
風俗のお店って、ちょっと笑わせるような名前が多いですよね〜。
それはともかく、堅物だと思っていた桂が風俗店にて客引き中。もちろんエリザベスも…。
今回の桂は、本来のボケ味が最大に活かされていて、面白かったですよ!
「なに?記憶喪失? 何があったか詳しく教えろ」
「だから記憶がないって言ってるでしょーが」
「嫌なことなんか忘れられるぞ」
「これ以上何を忘れさせるつもりですかァ!!」
しかも、臨時結成とは思えないほど、新八との息もピッタリときたモンです!
桂は面白いですね。いまさらですけれど、天然ボケ気味が何とも。
「何か思い出せそうな気がする…行ってみよう」
桂は「嫌なことなんか忘れられるぞ」って言ってるのにね、さりげないギャグで真逆の行動を取ろうとする、
銀さんの動きが面白いです。この辺のギャグの入れ方は、ものすごく絶妙です。
で、助平根性でフラフラと、"きゃばれい"に引き寄せられる銀さんに、新八の跳び蹴りが的中。
普段の銀さんに暴力ふるえるのは神楽ちゃんだけだもんなぁ。
ここぞとばかりに足が出ちゃった気がします。
天然のクセに、銀さんが記憶を思い出しかけたわずかな隙に、ぬかりなく記憶をすり替えようとする桂。
普段天然な感じの人が、思いがけず素早い動きすると、ちょっとドキッとしますよね。
アノ感覚に似てますよ。
あぁ、銀さん…。
記憶を刺激するため神楽と桂、オマケにエリザベスにまで、なすがままボコられちゃって…。
「大江戸警察」パトカーに乗って、土方と沖田の登場。
そうか、そう言えば彼らは一応警察官でしたね。
土方さん、クールな顔で「殺ったか?」って!それじゃあまんま沖田だよ!
爆弾魔の桂に一撃をくらい、(さっちゃんの時のと同タイプ?)即行追いかける二人。
すでに抜き身の刀を振り回す土方、今まさに抜刀しかける沖田。
土方の険悪な顔は、「だんでらいおん」の鉄を彷彿とさせますね。
クールな土方がこんな顔するなんて、ちょっと珍しいです。
ドタバタに巻き込まれ、意識がさらに朦朧となる銀さん…。
「それは大変だったわね」
のお妙さん、一昔前の少女マンガの女の子みたいに可愛いです。
今回のお妙さん、全体的にいつもよりも瞳が丸くて可愛らしい表情が多いです。
笑顔で、銀さんを誘導尋問にかけるお妙さん最強。
桂の時もそうでしたけど、記憶喪失な銀さんを、さりげなくフォローしてあげる新八がいいですね。
彼は、困ったときに頼りになってくれそうな人だと思います。
「一方的に忘れられるなんて胸クソが悪いわ」
お妙さんの一言格好いいなぁ。
Don't wanna love you,if you don't love me.
Don't wanna need you when you need me too.
もし あなたが私を愛さないのなら、私はあなたを愛したくはない。
あなたが私を必要としているときも、私はあなたを必要としたくない。みたいな。
(by サマンサ・マンバ「Gotta Tell You」)(注:輸入版しか持っていない管理人の、あやしい訳)
ちょっとコレを思い出しました。それだけなんですけどね。
「もし あなたが私を忘れたのなら、私はあなたを覚えていたくない」みたいにね。
銀さんの胸ぐらを掴むお妙さん、微妙に笑顔っぽい…?
神楽ちゃんは困った顔してますけれど。(細かい!)
「ガシッ」っとお妙さんの腕を掴み、いきなり紳士的な態度をとる銀さん。
ボォ〜っとしているかと思えば、意外と俊敏な動きを見せましたね。
紳士的な銀さんを前に、さっそくニュー銀さんに乗り換えるお妙さん。
ニュー銀さんとして生きていきなさい、と命令形で諭します。
「あっ臭い物って言っちゃった」
一人ノリツッコミならぬ、一人ボケツッコミ!?
新八が面白いです。
お妙さんが銀さんにホの字なのを見て、露骨に焦る新八。
「目と眉の離れた男のどこがいいのよ」
ってのを見て、そういや局長は目と眉近かったよな…と思い出した途端、
コタツの中から近藤局長登場!
今回は、お妙さんが普通に局長と喋ってましたね。
いつも一撃喰らわされて終わりなのに!この調子で頑張れ局長。
ハーゲンダッツの糖分により、失った記憶を思い出しかける銀さん。
8割方思い出したところに、銀魂最大の凶器と名高い「お妙さんの手作り卵焼き」
をくらい、局長と共にさらに記憶喪失を悪化させる銀さん…合掌。
「まァ カワイイ」ってお妙さん言ってるけど、キモイよ!というか、恐いよぅ…!
今日は家に帰ってゆっくり休みましょ、外よりウチの方が一杯思い出あるから何か思い出すかも…
銀さんを気遣ってあげる二人がいいなぁ。
そこに登場、坂本さん!
嵐のように登場し、嵐のように速やかに去っていく…
来週も登場するのでしょうか?彼、今回はこれで出番お終いのような気がしますよー。
家を失った銀さん、記憶を失ってから初めて饒舌に語り始めます。
「僕のことはほっておいて」とは。
「みんな帰る所があるんでしょう?」
って言ってますけど、新八はともかく、神楽には他に頼れる所はないような。
〜でしょう?、〜ください、〜ないでしょうに…
うわぁ、丁寧語で喋る銀さんがこんなにも不気味だとは…。
真面目に生まれ変わった銀さんには、ほんの少し過去の自分の所業が耐えがたかった様子。
「だから 万事屋はここで解散しましょう」
と衝撃発言。
新八の顔は「え?どういうことですか!?」という感じですけれど、神楽ちゃんの顔はものすごく切なくなるなぁ。
「やーヨ! 私給料なんていらない。酢昆布でがまんするから!ねェ、銀ちゃん!」
普段は、酢昆布で支払われる給料に不満を持ってた神楽ちゃんも
今回ばかりはお給料よりも、もっと大事な、それでいて脆くて危ういものに気がついたようです。
記憶が大事なモノだって、昔雑誌のインタビューでノリピーも言ってましたよ。(本当ですよ!)
二人を見ずに(そもそも視線が合うのか、あの瞳は!)、雑踏へと姿を消す銀さんでした。
ちょっとマトメとか…
◇今週話は読んでて何か切なかったですよ。
桂のボケの切れは良かったし、銀さんを前にここぞとばかりにボケまくるみんなも面白かったですしね。
それでも切ないなぁ。人によって捕らえ方は色々でしょうけれど、これは2話で終わるのでしょうか?
銀魂の場合、3話に跨ると急にシリアス色が濃くなり、最後のシメが悲しいものになるので、
その辺がすごく気になります。
最後の万事屋解散は、かなりシリアスで重たい、銀魂の根底に関わるテーマなんだと思いますが、
銀さんの目がパッチリになってたり、ラストの神楽の「オメー社会適応能力ゼロだから!バカだから!」
というギャグをしっかり入れて、シリアス色を中和させているような気がします。
連載一周年だからこそ、できるネタですよね。
銀さんの記憶喪失にかこつけて、準レギュラーを固める面々を次々と投入するところも上手いと思います。
うーん、続きが気になる。
第49訓 一度ウォシュレット使うともうそれ以外のトイレはなんかもうダメ
自分は生まれてこの方、ウォシュレット機能を使ったことないですよ。
一度使って見たいです。そうしたら、「もうダメ」ってなるのかな?
☆表紙は遂にあの人!JC最新D巻12月27日発売決定!!
あの人は無難に桂でしょうか?万事屋3人のあとは、予想が難しいです。
C巻でお妙さんが来たのが全くの予想外だったので、D巻もどうなるかはわかりません。
1P目の銀さんがっ!!
すげーよ、アンタ!ストレートだからってさ、わざわざ髪型をオカッパにしなくてもいいんでない!?
ストレートとオカッパって、似て非なるものだよ。
今週一番の大ネタですよ、コレは!今週で一番、力入れて描かれてますからね。
昔のギリシャ人みたいな髪型(昔のギリシャ人に失礼な偏見)で、すまし顔している銀さんがなんとも。
顔はいつもの銀さんなんだけど、髪型変えるだけで(ものすごい変えようですが)こんなにも変わるとは!
ギャグスペの金魂の金さんも、髪型がオレンジ色に変わっただけで、もう銀さんじゃあないような感じでしたからね。
「銀髪テンパ」ってのは、想像以上に銀さんを構成する重要な要素なんだと思いました。
斗夢(不覚にも、ちょっとカッコいいと名前だと思ってしまった)のドリームキャッチャーによって、
あっさりと下僕に成り下がる銀さん&神楽。ミイラ取りがミイラになるって話はよくありますよねぇ。
道場にて修業する修行にいそしむ御一行。
何というか、日本の人ならこの光景を見ただけで、宗教を連想できるところがまた恐ろしいというかなんというか…。
「だから違うって。君達さ〜 発音にこだわってばっかで全然気持ちが入ってないんだよね〜」
銀さんと神楽に修行を教えている先輩の人は、ひょっとして大西担当?
いや、すごいどうでもいいキャラクターのハズなのに、セリフにリアリティが満ち溢れている気が…。
お約束通り、神楽ちゃんの一撃でノックアウト。担当さんのような気がしてなりません。
さてさて、道場で二人を見守るお妙さんと新八の二人。
一見、息が合っているようで、その実どこまでも噛み合わない志村姉弟の会話が大好きです。
これはもう、銀魂のギャグパターンとしてちゃんと成立していると思います。
パンツ泥棒の回の掛け合いなんかもそうですね。
何はともあれ、ナチュラルに論点をすり替えるお妙さんが最強です。
「礼金として少々頂いてもバチはあたらないでしょ。残ったお金はちゃんと貯金するわ」
前半の、礼金は少々頂くってのはまだギャグじゃないんですけど、残ったお金をしっかり貯金するってところで
大きいオチがあってテンポがいいですね。こういうところは、落語を思わせる笑いのとり方なのではないでしょうか?
後半で、ドッと笑いが起きるというか。そもそも、「台詞回し」自体、落語そのもののような気もします。
そういえば、今週の新八はツッコミが冴えてます。
だって、5人で夢幻教に乗り込んできたのに、突っ込みは新八だけですからね。
他の4人が巻き起こすボケに次々突っ込んでいく新八、大忙し!!
再び騙されかける花子ちゃん。
花子ちゃんキャラが何となく掴めてきたような気がします。
こういう人って、現実にも結構いそうな気がします。何度騙されても、同じ過ちを犯す人…。
昔見たテレビで、「人はなぜ、同じ恋の過ちを犯すのか?」みたいなを放送してました。
何でだったかな?要するに、人は恋をしている間、昔味わった恋の痛手の記憶がマヒ状態になるんだそうです。
子供の頃にはコレが理解できなかった記憶があるのですが、今ならちょっと分かるような気もします。
それはそうと、ドンキホーテにでもありそうな、コソ泥ルックに身を固め、
寸分の狂いもなく斗夢様の面前に落下する三人。
「卿の力」
何気にカッコいい力だと思ったのも束の間、正体はしょぼい忍者でした。
便所にてヅラを剥がす銀さん。
真選組の屯所のときも思ったんですけど、銀魂世界のトイレは「厠」って存在を主張しまくりですね。
「銀ちゃん! やっぱアンタそれの方がイカすぜ!」
「オイ ここ男子便所だぞ」
以前、とある建物のトイレに入り、用を済ませて手を洗っていると急に男性が入ってきたんですよ。
で、男性が私を見て驚いて出て行ったんですけど、ん?と思ってトイレを出て見ると、
自分が間違って男性用トイレに入っていたというマズイ過去が…普通気付くよね。
でもさ、個室と男性用便器がそれぞれ二つづつしかないところだったんです!
男性は自分が間違えたと思って、さぞかし驚いたことでしょう。その節はスンマセンでした。
皆さんも間違えないように気をつけよう!!(誰も間違えねーよ!)
銀さんのストーレートヘアーについて、
「あんな銀ちゃん私やーヨ しっかりしてヨ、銀ちゃん!」
「銀ちゃん! やっぱアンタそれの方がイカすぜ!」
このセリフから見るに、神楽ちゃんも全国の銀さんファンの乙女たちと同じく
銀さんのストレートヘアーがよっぽど嫌だったんですね……。
本気で心配してたっぽい神楽ちゃんが可愛いです。
神楽ちゃんは本当に騙されてたのかな?
でもちゃんと斗夢のことを調べてるところがエライですね。
いつもなら新八の仕事なんでしょうけど、新八はつかまってますからね。
銀さん、神楽と
お妙さん、新八、花子ちゃん
の二組に分かれたワケですけれど、神楽がこんな偵察みたいなことをしているのがちょっと意外。
ツッコミキャラがいないとボケっぱなしになる
とは言いますが、いざツッコミきゃらがいなくなると、ボケ同士のなかでも自然と突っ込みよりのキャラクター
が現れるような気がします。自然の摂理といいますか。ホラ、お通ちゃんの初登場の回で、
冒頭から新八が居なくなった時、銀さんが自分でツッコミにシフトすることを宣言してますからね。
トイレの中から忍者、尻をさすりながら登場。そんなベタな…
新八は無事だったんですね。貼り付けにされるお妙さんと花子ちゃん。
石を投げつけられている時の花子ちゃんの顔。ちょっと可愛いなァとか思ったり。悪趣味!
どこまでも強気なお妙さんがすごい。顔もすごい。
信者を煽る斗夢様ですが、
「私達はもっと確かなものを信じているからよ」
と余裕をこくお妙さん。
満月を背に、銀さん格好良く登場!!
このようなシーン、漫画では大抵下から仰ぎ見るような構図にしたり、上から見下ろすような構図にすることが多い
ような気がしますが、この銀さんは思いっきり正面からですね。
神楽ちゃんとの連携プレイで、ドリームキャッチャーの正体見たり、枯れ尾花。
忍者の正体は、お庭番衆をリストラされてた服部さん。
天人の流入で侍はいろいろと職を奪われたようですが、お庭番衆もご他聞にもれず
リストラの対象になっていたようですね。さっちゃんは元・お庭番衆のエリート云々…
とのことですが、ひょっとしたらさっちゃんもリストラされちゃってたのかな?
お庭番衆の名前が二度登場したので、もうちょっと詳しく描かれることを期待しておきましょう。
「アンタがいないと俺 ただのオッサンだぞ」
これ、すごい笑いました。普通「俺がいないとお前…」ってのはよくありますけど、反対にして持ってきたところが
面白いと思います。自分でただのオッサンとか言っちゃってる。
トム様、前編のインパクト(お顔のね)に比べると、後半は普通の小物になっちゃった感じです。
意外と常識人といいますか。
「だから 私が溺れた時はお願いね 花子ちゃん」
お妙さんのこの言葉、いいなぁ。でもお妙さんが何かに溺れたりすることはないように思いますよ。
自分でそう分かりつつも、花子ちゃんとの信頼を確認するためにこう言った様な気がします。
女の子同士の友情の芽生え。お妙さんにも同い年くらいの友達ができましたね。
前後編の後編ということもあって、話の筋は淡々としていた様に思いますが、
ラストの落ち方がもう一種の様式美というか、とてもキレイだったので読後感は非常に良いと思います。
毛の生えたホクロの巨大シンボルに向かって、こっそりと呪文を唱える銀さんがちょっと可愛いですね。
第48訓 すねに傷がある奴ほど よくしゃべる
お妙さんのお水の花道!!
お妙さんのお仕事場、スナック「すまいる」とか出てこないんかな〜と思ってたんですが、
仕事帰りのお妙さん&おりょうちゃんが登場!
でも、ちょっと考えてみたら少年誌的にはスナックとか描いちゃダメですよね。ハイ。(自分を納得させる)
日の出とともに、帰宅中。
お妙さんは黒っぽい着物、おりょうちゃんは白っぽい着物ですね。(白黒でみると)
お妙さん、局長と初めて会ったときも黒地に桜模様の着物だったな〜と思い出したり。
今週のお妙さんファッションチェック!みなさまお気付きでしょうか?
帰宅したお妙さん、銀さんと新八をお使いに遣ってる間に着替えてるんですよ。
着物も違うし、帯の柄も違う!細かい演出だなぁとちょっと感心しました。
あの服はお仕事用なんでしょうか、やっぱり。
お妙さんとおりょうちゃんの前を横切る、野良猫の微妙にぎこちない動きが気になります。(カクカク)
思いもよらず、おりょうちゃんの口から坂本、久々の登場。アレからも地球には寄っている模様。
また陸奥に内緒で、お忍びで地球入りしてるんでしょうね。
「浪人」とおりょうちゃんは言っておりますが、あの格好は浪人に見えるのだろうか?
いや、でも貿易会社の社長には見えないですね。最近の社長は、ノータイやTシャツでもオッケーなようですが。
指折りの一連の動作指をこう逆にボキって…
ってのは、お妙さんにとってはあくまで日常使いなものの様です。姐御スゴイなあ。
銀魂のキャラクター達は、ボケとツッコミの境界線を行ったり来たりフラフラとしているように思うのですが、
お妙さんだけは絶対に「ボケ」の領域から動くことはないんじゃないかと思います。
ボケとツッコミでは、どうしてもボケの方が強くなるんですよね。先にボケちゃった方勝ち。
先にボケられちゃったら、もうツッコムしかないですからね。
だからツッコミ側に回るお妙さんなんか想像できないよ!姐御はどっしりと構えてくれてたらいいと思います。
ボケの最深部で…
そこへ登場、花子ちゃん!普通に可愛いよ、花子ちゃん。しかも関西弁だよ!
大阪弁、という人もおられますが、関西弁の方がしっくりきます。
機転を利かせたお妙さんのハイキックにより、顔面を擦りつつ、軽く10メートルは吹っ飛ぶ花子ちゃん。
お妙さんはパンチ力だけでなく、脚力も超人並みのようです。すげぇ〜。
忘れた頃に、銀魂最強はお妙さんだなぁと改めて再認識させてくれますね。
それでもって、ナンバー2は神楽ちゃん。
ん? 銀さんはその次くらい…か、かな!?
銀魂の女性キャラはみんな強いですからね。
中表紙は万事屋三人が覗き込む構図になっております。
一番下で覗き込んでいるのが神楽ちゃん、銀さんは一番上から。
ものスゴイ大まかなタッチなような気もしますが、銀さんの表情がいいですね。すごく好きです、コレ。
連載初期の頃は、こんな顔全く見せてなかったですからね。
銀さんに限らず、神楽も新八も。まぁ新八に関して言いますと、怒ったり泣いたり叫んだり、と
一話目から結構豊かな表情をしていたように思うのですが、
ここ最近は、万事屋三人の表情のバリエーションが増えてきたと思います。
ただ増えたっていうよりも、笑顔のバリエーションが特に充実してきているのではないかと。
ホラ、一口に「笑う」といっても、はにかみの表情、からかいの表情、微笑みの表情、たくらみの表情など、
いろいろありますよね。三人の表情は、漫画によくある記号化してしまったものではなくて、あくまで
活き活きとした人間の表情なんじゃないかなぁと思います。
そうそう、キャッチフレーズグランプリの時の、描き下ろしの銀さんの表情もいいと思います。
志村姉弟の実家、恒道館道場ひさびさの登場。
「遅いな〜姉上」
新八の「姉上」っていう呼び方が何だか可愛らしいといつも思ってます。
せっかくお金入ったから…って、一体何の仕事で得たお金なんでしょう?
普通に万事屋のお仕事か!?それともあの煉獄関で、沖田から報酬を得ていたとか?
今回銀さんは、露骨にお金に釣られた風な様子ですが、煉獄関編に関しては
人の命が関わっていたこともあって、お金の話はかなりあやふやにされていたと思います。
悲しい結末になってしまったこともあって、アノ件ではお金は貰ってないだろうと思います、結局は。
「客とアフターでもきめこんでんじゃねーの?」
こういうことをアッサリ言っちゃう銀さん。
まるで、自分が少年誌の主人公であることを失念しているとしか思えない発言の数々。
コタツにうつ伏せ気味になっている神楽が可愛いです。
「魔女がグルグルかき回してる謎の液体」
練っておいしい ねるねる ね〜るね♪ というお菓子が脳裏をよぎりました。
昔、アニメの間のCMでよく流れていたと思うのですが…
「銀ちゃんの 足の裏みたいな味するよ」
足の裏!?舐めたりしたことないでしょ、神楽ちゃん!ねぇ、そうと言わなきゃ何気に問題発言だよ、ソレ!
実際、「好んで足を舐める」性癖を持つ人の話をリアルに聞いたことがあるので、ちょっと生々しいなぁ〜とか思ったり。
しっかし、なんだろう、このネタに感じる不思議な気持ちは。何か「萌え」という何の工夫もない言葉で表現するには
物足りない、ニヤリとしてしまい、たった一コマで妙な満足感を得られますね。
普通の男性作家さんでは手の届かないかゆい所に手が届くといいますか、
常にサービス精神一杯な銀魂だと思います。(何だソレは…)
「銀ちゃんの 足の裏みたいな味するよ」
「オイオイ最悪じゃねーか 兵器だよ、ソレ」
「自分の足の裏でしょーが どーすんですか、もう」
「清潔にするよう心がけるよ」
「オメーの足じゃねーよ! 鍋だよ鍋!」
今週一番の笑いどころだったので全部抜粋。
ここのギャグの構成は、なかなか面白ですよ。
足の裏みたいな味、という神楽のボケを受けて、銀さんは決して突っ込まず、そのままボケる。
そこに新八の、若干甘いツッコミが入ったかと思えば、銀さんはまたボケてます。そこで最後に、
新八の渾身のツッコミが!!ボケを粘った分、最後のツッコミの威力がデカクてテンポも非常に良いですね。
お妙さんの帰宅に、素で怯える新八。
ハーゲンダッツ(破亜限堕津!!)を鍋に投入する神楽ちゃん。ちなみに自分のオススメはラムレーズンですよ。
新八と銀さんで、なぜかコタツごと鍋を撤去にかかりますが、神楽ちゃん「や〜め〜ろ〜や」と抵抗。
力では男二人合わせても敵わない?
新八の「こんなのない方がいい! ない方がいいよ!」
と二度繰り返しているあたりに、彼の必死さとか、いっぱいいっぱい感がにじみ出ているような気がしてなりません。
エ、ハーゲンダッツなんかとっくに溶けてるよ、銀さん。
しかもお妙さんの顔面に魔女鍋もろかかり。
……え〜っと、お妙さん、局長にチョップくらわされたばかりなのに、(不慮の事故とは言えども)
最近ツイてないですよね。みんなお妙さんに同情したりはしないだろうけどサ。彼女が最強すぎるのもあって。
お妙さんに危害を加えた後、局長はモロにビビッておりましたが、銀さんはあくまでポーカーフェイスで冷静に…
と思ったら、やっぱりボコられてましたね。ハーゲンダッツ、100個集めても願いとかは叶いませんが、
ポイントが一杯たまりそうだな…エヘヘとか思っちゃいました。
さてさて着物を着替えたお妙さん。
親身になって花子ちゃんの相談に乗ってます。ア、神楽が何気に責任転嫁してる!
大阪では、宅配ピザみたいにして、宅配お好み焼きとかありますからね。
お好み焼きとご飯のセットメニューとか、初めて見たときはビックリしたモンです。
だって、お好み焼きがオカズになっちゃってますからね。
炭水化物どうしでも全然オッケー。ちなみに讃岐うどんの本場、香川県ではうどんにオニギリのセットが主流です。
「おか…」
「金は貸さねーぞ」
お妙さんはね、小さい頃に親を亡くしちゃって幼い新八と苦労したんですよ、きっと!!
お父さんの最後は1話目に登場してましたが、そのときお母さんはもう他界していたんでしょうか?
なにげに気になるじゃあないですか。
でもまぁ、コレだけきっぱりとお金の貸し借りを断られた方が気持ちがいいかもしれないなーと思って見たり。
インチキ宗教、ついに銀魂初登場〜。
この怪しい新興宗教ネタ、ジャガーさんにもちょこちょこ登場していて、すごい好きです。
ジャガーさんとピヨ彦は、正月を2年続けて怪しい宗教のセミナーに参加しちゃってますからね。
お正月まで一ヶ月をきりましたが、今回も宗教ネタをやってくれないかと密かに期待。
さて、花子ちゃんを勧誘する男女二人組み、顔も恐いのですが(読み返したとき、既にホクロがついてて笑いました)
言ってることはなかなか上手いなぁ、と。
「そんなもの(こころざし)で夢が掴めるなら 世の中パイロットと野球選手だらけになってしまうわ」
「もう一つ夢を掴む力がいるわけさ しかしこの力は残念ながら後天的に身につくものでなく
生まれながらに持つ人 持たざる人がいるワケ」
二人で畳み掛けるような語り方、すごくテンポが良いです。
この二人の息の合った勧誘のセリフをみて思ったんですけど、空知先生もこういうのやらせたら上手そうだなぁと。
で、すっかり騙されて毛の生えたホクロを買っちゃった花子ちゃん。
でもね、毛が生えてたって夢は掴めないよ、キミ。
だって何を隠そう、うちの母親はフトモモに毛の生えたホクロがありますからね。
アレ、ホクロの場所が悪かったのかなァ。
あ、お妙さんが花子ちゃんに突っ込んだー!!
珍しいよ、珍しい!!ツッコミながら、鍋にも頭を突っ込んだ!
でもツッコミながらも、自分もちゃんとボケてるあたりが抜け目ないです。
激しいツッコミを食らわせながらも、ちゃんとお説教してるところが好印象です。
そういえば、銀さんは最近お説教をしないですね。
連載当初に銀さんが独占して担当していた説教の部分は、
長谷川さんやら新八やら、今回のお妙さんやら、周りのレギュラー陣に振り分けられてきているような気もします。
キャラ作り、というヤツでしょうか。
「ねェ?銀さん」
笑顔で銀さんに話を振るお妙さん。
「姉上一人で何とかすればいいんだ」
この新八のセリフ、ちょっと1話目を思い出させますね。姉上に反抗的な新ちゃん。
夢 幻 教
なんて安易なネーミング!
でも人間弱っているときに、宗教なんかにハマリやすい、ってのはよく言いますからね。
ダンサーを目指して上京してきた花子ちゃんしかり。
通天閣の周りで踊り狂ってなさい、と言われて怒ってる花子ちゃんがちょっと可愛いです。
大阪といえばやっぱり通天閣なんでしょうかね。自分は大阪になじみ深いんですけれど、
通天閣は1度しか見たことないですからね。
異様な盛り上がりを見せる夢幻教。
ん、ハタ皇子がいる!と思いきや、夢幻教の教主さまでした。
神楽ちゃんの夢、「ごはんですよ」をまるまるかけるって!!しかも自己完結しちゃってる。
夢を自己完結させられる人ってのは、すごくオメデタイですよね。でも羨ましい。
夢を一人ずつ聞かれていく中、あっさり飛ばされる新八。
「オイ ちゃんときけやァァァ!!」
と突っ込むも空しく、次のページで本当に飛ばされてて爆笑しました。
で、銀さん。
「夢? そんなもん遠い昔に落っことしてきちまったぜ」
これって、銀さんお得意の"空知の台詞回し"じゃないですか。でもギャグ扱いにされちゃってるよ、銀さん!
そっか、空知先生も、ご自分のちょっとキザな台詞回しに気付いてらっしゃったんですね…。
キザっていうかナルシスト?いや、まぁいいや。
消えろ 消えろ、という文字が何だか気味が悪いです。
信者の熱狂っぷりを現しているのでしょうか?あんまり見ない描き方ですね。
教祖様「……」(念を送っている?)
次週、銀さんサラサラヘアーに!?
……!? うぉーい!何だよ、この来週への引き方は!
今週のちょっと一言
花子ちゃんが可愛い。瞳の描き方がすごく丁寧だと思います。
あと、今週は花子ちゃんに限らず、お妙さんも神楽ちゃんも、睫毛がちゃんと描かれてました。
お妙さんはちょっと切れ長っぽい、大人らしい瞳を意識して描かれていると思いますが、
神楽ちゃんと花子ちゃんは真ん丸な瞳です。でも花子ちゃんの方が大人っぽく見えるのは何でだろう?
若干、神楽ちゃんの方が黒目がちなところが子供っぽさを感じさせるのかも知れません。
空知先生の描くキャラクター、女の子のデザインがいつも楽しみです。
花子ちゃんは、正統派美人だと思います。一応ボケ?側のキャラクターなんでしょうか。
ハーゲンダッツ、みんな喋るときは漢字じゃないんだね…。
あ、あとですね、タイトルの「すねに傷がある奴ほど よくしゃべる」のすねに傷がある奴って誰ですか!?
アレ〜?本気で分からないです。花子ちゃん…!?ではないですよねぇ。
終わり!
第47訓 テレビとか新聞とかちゃんと見ないとダメだって
新聞はもう4年くらいとってないです。
通勤途中の朝、電車の中で横のおじさんが読んでる新聞は嫌でも目に入ってくるってモンです。
帰りはスポーツ紙をチラッと覗き見。(スポーツ紙はやけにフォントがでかくて派手なのでつい目がいくんですよ…)
というかですね、朝から1時間立ちっぱなしでぎゅうぎゅうの満員電車に揺られてるだけでもシンドイのに、
そこで「活字を読もう」とするおじさんたちはスゴイと思います。自分は立ちながら半分寝てますからね。
それはともかく!うわぁ!ゴッキー来ましたよ、ゴキブリがっ!!
ウゲっ!気味悪ッ!って思ったのも束の間、何度も読み返してるうちにスッカリ慣れてしまって
自分の意外な適応能力の良さに驚き、感心しました。
最初のページの神楽ちゃん、全体に暗いトーンが貼ってあるのも相まって、ホラー漫画並みの恐ろしい形相をしてます。
押入れを蹴倒して、勢い良く登場。アレ、寝巻きはこの前と別物ですね。女の子だけあってさすが衣装持ち。
「ヘルス!ヘルスミー!!」
コレ、子供がお母さんに意味を聞いたらお母さん困りますね。
ヘルスとかヘルペスとか、ネタの後ろに微妙に見え隠れする下ネタが何ともいえません。
押入れを「私の部屋」と言っちゃう神楽ちゃんが可愛い。
そっか、神楽ちゃんにとって万事屋のあの一間は、もうスッカリ自分の所有物なんですね。
ここ最近、彼女の言動がいちいち可愛くて仕方がありません。
言動だけじゃなくて仕草も可愛いーなァ。銀さんの腕を掴んでいるところとかね。
「何だお前 宇宙最強のくせにゴキブリだめなの?」
サラッと宇宙最強とか言っちゃう銀さん。
宇宙最強民族の一つなのに、夜兎は一体どうして絶滅の危機にさらされているんでしょう?
神楽ちゃんを見ている限りでは、あまり賢い種族ではなさそうですが、そのあたりはまだ謎に包まれてますね。
こう、一目見て地球人と見分けのつかない天人の中には、出自を隠して地球に出稼ぎに来ている者もいそうですね。
神楽ちゃんだって、自分が夜兎であることは直接は口に出してませんもんね。
この地球人と天人の微妙な関係を掘り下げていくと、なかなか面白そうなストーリーになるんでないかなと思ったり。
「シェイプアップ乱」!読んでみたいなァ。ターちゃんはかなりコミックス集めましたからね。
自分は梁師範が好きでした。蓮苞ちゃんとのキスシーンはちょっとドキドキしたり。
文庫とかになったら集めたいですね。その時は買いやすい表紙にしてくれると有難いです……
パルプフィクションってもはやヘルプミーと全然似てね〜!
あ、ヘルプ→シェイプ→シェイプアップ乱 の時点で既に別モンになっとりますがな。
巨大ゴキを見ても、ちゃんと「ヘルプミーな」と突っ込める銀さんの落ち着き具合が素敵です。
「THE EDO」!!出たよ、「ジ エド」! 語呂悪ッ!
元になってる「THE WIDE」、ちょっと仕事してない間は良く見てましたね。
ダラダラ見終わると、もう3時になってて時の流れの無常さに驚き戸惑ったり。
未だにお昼のワイドショー系を見ると、そんな頃のちょっと憂鬱な気持ちを思い出したり。
漫画家の先生なんかは、昼夜問わずにずっとテレビとか見られるイメージがあるんですが(完全に偏見)
実際のところどうなんでしょうね。そういやジャンプの一言コメントで空知先生が「夜中一人で仕事してたら…」
と書いてありましたが漫画家の先生でも一人で仕事するモンなんですね。(え?常識でしょうか?)
漫画って、大勢の人で描かれているイメージがあったので、ちょっと意外に思いました。
銀魂のアシさん、絵が上手でいらっしゃるんですけれど、
モブキャラクターなんかは一目でアシさんによるものだと分かっちゃいますね。
銀魂は特にモブキャラクター自体が多いので、アシさんの描かれたものは結構目立っている気もします。
空知先生の絵柄はあっさりしてクセがない分、意外と似せにくいのかも知れないですね。
ホラ、個性の強い絵柄だと特徴特徴を意識的にマネすると、全体の印象でも似てきますからね。
「宇宙中の動物の権威であらせられる 央国星の皇子ハタ様」
エ!?ハタ皇子、バカ皇子以外の顔も持ってたんじゃないの。
しかも真面目な顔でコメントしてます。アレ、こんなのバ…ハタ皇子じゃないっ!!
「ゴキブリは肉食じゃからの〜 皆さん 気をつけてたもれ」
「たもれ」「たもれ」……たもれって!皇子すごいよ。「たもれ」が日常使いできるだなんて。
やっぱり庶民とは違いますね。たもれ、たもれ…(すごく気に入ってしまった)
場面が切り替わるごとに鼻血出したり目にアザが出来ていたり、ものすごい小技で笑わせてくれます。
CM中に、草野さん似の司会者に殴られたんだろうか。
この司会者、かなり体格が良さそうですが、実際の草野さんも身体を鍛えているらしいですよ。
もう何年も昔になりますが、ナインティナインと一緒に体力勝負している番組を見たことがあります。
もちろん笑顔で草野さんの全勝利だったという。
あ、草野さんの顔ってアップになると、ちょっとターちゃんに似てませんか?
目元とか。
それはともかく。
神楽が「銀時君」とか言ってるのがいいですね。
銀さんもたまに「神楽ちゃん」「新八君」って呼びますけど(切羽詰ったときとか、調子こいてるときとか)
こういうの好きです。何だか漫画っていう型にはまってない様な感じがして。
同じ理由で、銀さんが色んな格好したり、神楽ちゃんや新八の衣装が毎回違ったり、というのもいいな〜と
思います。だって、現実社会では、漫画の登場人物みたいに毎日同じ服着てる人はいませんからね。
ゴキブリ巨大化の原因が、なぜか酢昆布ではないかと目星をつける銀さん。
あくまで「こいつァ仮説だが」と話し出す銀さんですが、あっさりそれを信じちゃってる神楽と新八が
子供らしくて可愛いと思いました。そんな有り得なさそうな話なのに、身近な大人が言ってるから信じちゃった、
ってな感じがします。銀さん、二人の部下から結構信頼されているじゃないですか。
「新八」の存在そのものを否定されて本気(マジ)モードになる新八。
「お前はホント新八だな」「お前はいつまでたっても新八なんだよ」〜云々というあたりは、ドラえもんにおける
のび太君の言われ様に似てますね。「お前、のび太のクセに生意気だぞォ!(スネオの声で)」とかね。
ちびまるこちゃんでもこのネタありました。いまさらですけど、ちびまるこちゃんでよく使われた、
「ツッコミをナレーションにする」というアイディアは極めて斬新であったと思います。
このおかげで、ちびまるこちゃんのキャラクターの中にはあまり明確なツッコミ役がいないんですよね。
ギャグ漫画をいろいろ注目して読んで見ると、いろいろなテクニックと言うか
工夫を凝らしてあって、随分楽しめるモノです。
ゴロゴロゴロ…… ガッ ザッ ガササ !
ナニ、この緊迫した擬音の数々は!!
よもや、新八が転がりながら殺虫剤を掴んだだけとは思えない緊迫感。
無意味に凛々しい新八の表情が笑えますね。ゴキブリを前にして、今週は普段の二割り増し、漢度が上がってます。
ゴキブリに攻撃を仕掛ける銀さんと神楽ちゃん。
神楽ちゃんの顔は可愛いのに、ものすごくブッサイクな表情になってる銀さんがすごい!
ダメだよ銀さん!ちょっとちょっと、新八の方がムダに侍っぽいよ、ホント。
でも、新八のメガネを吐き出したゴキちゃんに蹴りを入れる二人はいいですね。
ちゃんと新八が心配されてるのが分かってちょっと良かった。
ひたすら新八の味にこだわる銀さんですけど、コレ、全部うまい棒!?
うまい棒のたこやき味だけ他のに比べると随分味が違うような気がするのは自分だけでしょうか。
どさくさに紛れて、定春を思い出す神楽ちゃん。
「キノコの回」とか言っちゃダメでしょう!!それは読者が便宜上やる呼び方だよ。
あなたは漫画の中のキャラクターなんだから!
銀魂の登場人物は皆、自分達が漫画の中のキャラクターであることを心得ているような気がしてなりません。
ものっそい増殖するゴキブリたち。
もうここまでデカクなったらゴキブリに見えないよ。カブトムシに見えるよ。どっちも恐いよ…!
アレ、可愛い女の子が登場。尻野アナ!?アレ、結野アナに名前が似てるけど、顔が全然違いますね。
結野アナがベテランお天気お姉さんだとすると、この尻野アナはまだ新人アナウンサーという感じがします。
何で名前が似ているんだろう?でも、ゴキブリで溢れかえる歌舞伎町で、涼しい顔でリポートをするあたり、
なかなか肝がすわってます。そういや銀魂では「歌舞伎町」ではなくて「かぶき町」と平仮名表記ですね。
もともと漢字で書かれていたものがコミックス収録の際に平仮名になってからはもう、平仮名で統一されてます。
まぁ漢字で書くと子供はまず分かりにくいですからね。
「皇子はつけよう! バカでもつけよう!」
ハタ皇子、最初はホントにバカ皇子だったのに……最近スッカリ常識人っぽくなってきてます。
結構いい奴のような気さえしてきます。しかもレディファーストであることも判明してますし。
「無理無理 終わったね、地球」
お登勢さん。すごい余裕な雰囲気だよ。
さすが伊達に年を重ねたわけじゃあないんですね。
ノストラダムスの大予言に大騒ぎをしていた、あの頃の人たちに見習ってほしいものです。
今になって冷静に考えて見ると、ノストラダムスの大予言の本が何故、あそこまで売れまくったのか不思議ですね。
押入れに横になって涙を流す神楽ちゃん。
「エヘヘ」って可愛いです。初登場したとき、こんなに可愛い仕草するようになるとは少しも思わなかったのに。
「だんでらいおん」の美咲に似てるな〜、いや、それ以上に辛らつな子だなあ、と思ったのも今は昔。
竹取の翁といふものありけり。ピン子のサインまで飾っちゃってるし。
五郎。デカクないっすか!?「普通のゴキブリの大きさと変わらん」
ってかぁ!?でかいよ〜!カブトムシよりでかいよ!
もうね、空知先生は今までロクにゴッキーを見たことがないと思いますので、こんなデカク描いちゃうんですよ。
こんな肉厚なゴキちゃん嫌だよ。本物は、もっと薄くて素早い動きをするんだよ。
北国の方達は、ゴキに遭遇する危険が少なくて、羨ましいと思います。
虫はですね、南に行くほどデカクなりますからね。クモしかり、蛇しかり。
あ、新八が。
「何?僕がゴキブリ如きにやられるわけないでしょ」
もう、新八カッコよすぎ。すごいたくましい。もう、ツッコミキャラなんて言わせないよ。
たといメガネがなくとも、立派なアイデンティティを持ってるよ。
五郎を逃がしちゃって、露骨に無気力になる銀さん。
最期にステーキを食べようとする銀さん。神楽ちゃんをおぶってるじゃないですか。
こんな小さな一コマなのに、ちゃんと萌えられるというか、ウン、そこが銀魂のスゴイところだと思います。
カサカサ…
と新八の足元を移動する五郎。
1993年発表の松本洋子先生の漫画、「乗り合わせた死神」のラストを思い出させます。
うろ覚えなのですが……
複数人の乗った密室のエレベーターにたまたま乗り合わせた死神。
一瞬の停電の後、一人が死亡していることが発覚する。
停電の影響で閉じ込められた室内で、この中に死神がいる!と主張する者が現われます。
お互いに疑心暗鬼になり、殺し合いを始める乗客たち。
最後に残ったのは、最初に「死神がいる!」と叫んで殺し合いを引き起こした男と、女子中高生。
………結局、死神は本当にエレベーターに乗り合わせていたのですが、ゴキブリの姿になっており、
停電が直り、作業員が開けた扉の隙間から、ゴキブリ一匹だけがスゥ〜っと出てくる、というお話です。
結局、死神は何一つ手を下さずに、疑心暗鬼に取り付かれた人間同士が
見にくく殺しあう様を死神が見守るというような感じだったと思います。
いえ、五郎がふすまの間を抜けてカサカサと動くさまが、
エレベーターの隙間から出てきたゴキブリと似ていたもので。
もう10年以上昔の話なので、ちょっと曖昧なのですが、ご存知の方、おられますでしょうか?
五郎と定春。
見詰め合う二匹。定春がゴキちゃんをパクっと食べちゃったらどうしよう!
と一瞬思いましたが、一撃で瞬殺。
コタツから顔だけ出して、五郎を見つめる定春が可愛すぎなんですが、しっかりと退治してくれましたね。
まとめ みたいなもの
え〜とですね、今週はゴキちゃんの気持ち悪さのインパクトがでかすぎて霞んでしまいがちですが、
ギャグ漫画としてなかなか面白い構成があったことを忘れちゃいけませんよ!!
@万事屋
Aハタ皇子のいるワイドショーのスタジオ
Bお登勢さんとキャサリンのいるスナック。
この三つの場所で、場面は次々と入れ替わり、リアルタイムで話は進んでいきます。
万事屋←スナック→TVのワイドショー
ってな感じでしょうか。万事屋とTVのハタ皇子は全く繋がりはないのですが、
スナックではお登勢さんとキャサリンがTVを見てますし、その二階の万事屋ではゴキブリで大騒ぎなんですよね。
コロコロと場面転換がありますので、最後の1Pまで、ダレずに、スピーディーに展開をたためたと思います。
先週のウッチーとエリザベスの話の話といい、その前の近藤局長と松平のとっつあんの話といい、
ギャグでただ笑わせるだけでなく、何気に構成も面白いものになってきているように思います。
なんというか、今までのギャグ重視の話とはちょっと違って、最初から最後まで計算されたかのよな
隙のなさを感じます。
え〜、今週は終わり。
第46訓 美味いものほど当たると恐い
フグの毒とか当たったら恐いですもんね。美味いもの=なま物である確率高し。
7・7で語呂がいいタイトルです。
寒くなってきましたし、そろそろカニが美味しい季節となりました。
カニといえば北海道ですが、前に北海道に旅行に行ったとき、カニの食べ放題なるものに挑戦したことがあります。
でもいざ食べるとなるとたくさん食べられるモンじゃあないですよね。丈夫な殻が、スムーズな食事を妨げます。
一生懸命ハサミで殻を切ったり引っ張ったりしている内に、みんな自然と会話が少なくなってくる不思議な食べ物です。
カップルではカニを食べに行かないコトをオススメしますね。
子供みたいな食べ残しをすると、ちょいとみっともないですしね……(汗)。
いや、銀さんがいつも言ってるように、美味い珍味ほどヘンテコな形をしてるもんですから仕方がないです。
キャビア(チョウザメの卵を塩漬けにしたもの)
フォアグラ(ガチョウやカモに人工的に大量の餌を与えて肝臓を肥大させたもの)
トリュフ(子嚢菌(しのうきん)類セイヨウショウロ目のきのこ。)
といった世界三大珍味や、フカヒレ(サメのヒレ)
なども見た目は美しいとは言えないですものね。
自分はカニよりサーモン、イクラが好きです。(どうでもいいコトですね!)
お行儀良く箱に並べられたカニさんたちですが、お登勢さん曰く全部腐らせてしまったとのこと。
捨てるのを手伝う万事屋ですけど、ホント銀さんが言うように食べるのを手伝いたいですよね、全く!
最初ページを開いて見た絵の情報で、お登勢さんが万事屋にカニをおすそ分けしているのかと思ってしまいました。
こういう早とちりをすると、現実に恥ずかしい思いをすることになるので気をつけないといけませんね。(特に自分が!)
早速救急車に運び込まれる万事屋の三人。
まとめて一つの担架に乗せられている辺りが仲良くていいのでは。
さりげなくキャサリンもカニを食っていたようす。天人にもカニは美味しく見えるのだろうか……。
おっ!珍しく表紙がありますね。仲良くマフラーを巻く、万事屋三人。
マフラーで繋がっているこの構図は、『しろくろ』を思い出させますね。
でも、お互いの心中は察していなさそう。みんなバラバラに違うことやりながらもしっかりと繋がっている様子です。
ところで以前あった中表紙で、銀さんが木刀に手をかけて、遠くを見ている構図がありましたが
アレがすごく好きなんですよ。銀さんの表情がすがすがしいというか。
4巻で改めて見返して、さらにジャンプの新発売のコミック紹介ページでもでかでかと載ってましたので
最近またいいなァ〜と思い返しました。たまに表紙を描いてくれたら嬉しいですね。
あとはコレ、横に描かれてますね。ちょっと珍しい。
オカマの話で銀さんと桂の描かれた表紙も、コミック4巻の表紙も、どちらも横描き(と言っていいのか?)でしたね。
横描きは、立描きに比べて立体感が出にくく、2次元的な、どちらかといえば
女性が好みそうな構図のような気もします。いえ、なんとなくですけど!
…そんなこんなで
久しぶりに登場したのは大江戸病院!お登勢さんの衝撃の過去(若かりし頃)が明らかになったアノ話以来です。
長谷川さんがいるじゃないですか。やっぱり前回、松平のとっつあんにやられた傷跡は深かった模様。
いつも行き当たりバッタリに職を変えさせられていると思っていましたが、長谷川さんの悲しい境遇は
空知先生もちゃんと覚えてあげてたんだな…と思って、それだけが唯一の救いでしたよ〜。
立て続けに襲いまくるアクシデントに自暴自棄になる長谷川さん。
そこに颯爽と登場したるは、白衣の天使、看護婦さん。今はもう看護士と呼ぶようになってきましたが、
『看護婦さん』に憧れを抱く殿方はまだまだ多い様子です。
内野さん、ちょっと猫目っぽい?いや、今週話だけではまだ断定できないですな。
内野さんに寄り添ってもらい、部屋に帰る長谷川さんですが、タバコを吸いに行っていたその隙に!!
いつの間にか転がり込む、万事屋の面々。長谷川さん視点で読んでいると、本当に「ウザッ!」
って気持ちになっちゃいそうな暴れっぷり。
「食べ物は腐る一歩手前が一番うまい」
って、銀さんが普通に言いそうですね。でも、これは生モノには当てはめちゃあイケナイですよ。
バナナは黒い点々が出始めてからの方が栄養価が高いらしいのですが。
でもカニを食べちゃったのを銀さんのせいにして、点滴の滑車を振り回す新八は、なんとも大人気ないですね。
新八はよくいるメガネ君とは違って、決して完全な優等生ではないところが彼の魅力でもあると思ってます。
新八の攻撃に枕で応戦する銀さん。二人の足の開き方が、微妙に女性っぽいと思ってしまったのは自分だけ?
「なんでも人のせいにしてんじゃねェ!!」ってのは確かにそうですよねぇ。
食い意地がはって、自分で食べちゃったんだからね。でも
「男は十六過ぎたら自分の胃袋に責任もてバーカ!」
の、十六という極めてピンポイントな数字は明らかに新八からはじき出されてますね。
それでもって、神楽ちゃんはいつも通りに食欲旺盛。
というか、この人たちはもう入院する必要はないんじゃあ…。
「へェー じゃあ皆さん長谷川さんのお友達なんだ」
万事屋と長谷川さんの、どう見ても面妖な組み合わせを「お友達」と平和に言っちゃう内野さんが素敵。
長谷川さんの見舞いのバナナを当たり前のように食べる万事屋+内野さん。
もっさ もっさ
この擬音はものすごく不味そうに聞こえますよ。せめて、むしゃ むしゃ にしようよー。
万事屋の食事風景はいつも美味しそうですけど、このバナナはノドにつまりそうな嫌な音がしてますなぁ。
「謎のオッサン」
という、この管理社会において遭遇すること自体稀有な存在に出くわした上に、
同時に被害までこうむった長谷川さん。「――今年はまるで厄年だ」というモノローグから見るに
実際は厄年ではないんでしょうけど、今年はホント悪いこと尽くめです。
あ、銀さんと神楽だけでなく、新八も気のない表情でバナナ食ってます。
神楽ちゃんの「バナナのオッサン」、オッサンよりバナナが方に重きが置かれているっぽいのが笑えます。
オッサンはまるでバナナのオマケだ。
長谷川さんは「オッサンのバナナ」とわざわざ訂正してますけど。
内野さんのバナナ食べてる表情がいいなぁ!今回の中で一番可愛い顔だと思います。
神楽はこんな笑顔見せないですからね。お妙さんの笑顔ともまた違う感じがします。内野さんは天然っぽい様子。
「…銀サン やっぱりナースっていいですね」
アレ、ちょっとこれどうよ。新八もナース好きだったの!?しかも「やっぱり」とか言ってるよ。
銀さんに影響されて好きになったとかじゃなくって、元々好きだったのかなぁ。
銀さんは銀さんで、7点とか10点とかどうでもいいナース談義を始めとります。
こういう女性のランク付けとか点数付けってのは、世の男性方は皆好きそうです。
かの光源氏にもこのようなシーンがあったかと。
神楽ちゃん!いつの間にか、お江戸風ナースにコスプレ完了!
コマちっさ!!もっとでっかく描いておくれよ空知先生。
自分で「私がナースになったら大変アルヨ」とかいっちゃう神楽ちゃんが可愛い。
意外と自分に自信があるんだなァ、って考えたらちょっと可笑しい!
休憩室でくつろぐ銀さんと長谷川さん。長谷川さんの足が痛々しいですな。
「人のバナナを食べたりとか そうゆうことする娘じゃないんだ ホントは」
この一見何気ないセリフ、さっき皆がバナナを食べていた100%ギャグの場面を
普通に話の大筋に絡めてきているあたりが面白いと思います。
と思ったところで、次のコマで銀さんがまたギャグに戻してます。
ギャグのネタかと思ったら→ストーリーにちょっと関係あるのか?→もう一度ギャグで落とす
この流れはギャグの構成としてなかなか面白いと思いました。
頬を赤らめて病室を覗く内野さん目撃する銀さんと長谷川さん。
「ははーん」の次のコマの銀さんの表情がすごくイイです。上手いこと表情豊かに描かれてます。
普段はやる気なさげな顔をしている銀さんなだけに、こういう妙に活き活きとした顔が新鮮に見えます。
銀さんと長谷川さん、お互いに「さん」付けで呼び合ってるのが何かいいですね。
主人公と準レギュラーが互いにさん付けする少年漫画ってあんまりない気がします。
いつも通り快調に下ネタを飛ばす銀さん。
しかし、病室にいたのはエリザベス。(と桂。)
屋上で内野さんが思いを語るシーン、雰囲気があって好きです。
最初は薄い夕焼けで、「胸にしまっておくつもり」の辺りでは濃い夕焼けに変わってます。
銀さんと長谷川さんが相部屋に戻る頃にはすっかり日も暮れているような感じが、窓を見ると分かります。
病室のベッドに集まって思い思いのポーズで相談する4人が、まるで修学旅行の夜を思いださせてくれます。
あぁぁ…長谷川さんの奥さんの話題がちょこっと出ました。
「カミさんに逃げられたキューピッドの矢なんざティッシュも射抜けねーよ ポッキーだよポッキー」
ここでなぜティッシュとポッキーが出てくるのかは分からないけど、妙にテンポの良いセリフに
なんだか納得させられました。
銀魂の登場人物たちのセリフは皆『粋』というか、読んでて言葉のテンポやらリズムがいいですよね。
ものすごい江戸っ子言葉だと思います。実際のセリフはかなり多いのに、この流れるような言葉の言い回しによって
大分読みやすくなっていると思います。
銀さんが桂のことを「堅物」と称しております。
それに加え、「俺ァ 奴に借りをつくるのはゴメンだしな」とのこと。
この言葉にはどういう意図があるのでしょう。お互いに貸し借りは作りたくない、ということなんでしょうか。
しかし、格好良さげに告げるものの、長谷川さんにコンビニの件を突きつけられる万事屋3名。
つきつけられて、皆しっかりと顔を背けております。
「いい女は幸せにならなきゃ いけねーもんだ」
とバナナをほお張り、呟く長谷川さん。いい女ってどんな女だろう。
ウッチーがいい女性なのは確かなんだけれど、このいい女、という言い方はすごく曖昧な印象です。
「親切な娘」とか「優しい娘」、「頑張り屋さんな娘」などと限定しないで「いい女」と大きく包括して語るあたり、
長谷川さんが内野さんを見る目が大局的で優しいなぁと思います。
病室の桂とエリザベスの前に現れる怪しい医師達。
「オイ 離せ」と言いつつも、ギャグのお約束どおり、すでに診察室に腰掛けている桂。
知らないうちに脳写真を隠し撮りされていることが判明!!
銀さん扮する怪しい医師に胸ぐらを掴まれた神楽坂君。
「先生やめてください 患者達の間で噂になってますよ 私達デキてるって」
メロドラマの見すぎだよ、神楽ちゃん!しかも語尾にアルが抜けてる。
でも神楽は語尾にアルが抜けても、その奇抜な物言いで決して凡庸なキャラにはならないなぁ。
そこで必死に引き止める新八ですが、七三分けが普通に似合ってる。いいとこのお坊ちゃんみたいです。
国を救う大仕事を前に、治療を受けると言い出す桂に「神オムツ」をかぶせる神楽ちゃん。
ン?神オムツ?紙じゃあないのか。まぁいいや。
正体がバレても尚、桂を捕らえようとする一同。桂とエリザベスが背中を向け合って構えてる図がさりげなく可笑しいです。
あ、夜勤していたと思われる看護婦さん。婦長さんかな!?久しぶりに登場ですよ。
一夜明けて………
入院が延びたのが不満な銀さん。
人の色恋沙汰に首を突っ込むとロクな事がないと呟く神楽。
ドサクサに紛れて、看護婦さんにボコボコニされたらしい桂。
みんな散々だった、ってな感じなんですけれど、なぜか
新八と長谷川さんが妙にすがすがしい表情をしているのが印象的です。
特に新八の口元が微笑んでるのが意外でした。新八は昨晩のことが結構楽しかったんだなと思ったり。
そうだよね、中学校の頃とか、友達が告白するのを手伝ったり、バレンタインのチョコレートを渡すのに
ついて行ったり、そういうのってなぜか楽しいモンだったように思います。
自分が中学1年生だったころ、友達がバスケ部の先輩に憧れていて、休み時間は廊下の窓からず〜っと、
校庭でバレーをする先輩を見下ろしていたことをフッと思い出しました。そんなのが楽しかったり。
ちなみに、彼女は在学中にちゃんと告白したらしいです。
今でもそんなこんなを思い出すと妙に切ない気持ちになりますね。手軽にノスタルジー。
ハイ せーの
(アオリ)★お後がよろしいようで。
空知先生のこの、オチまでの話の導き方もそうなんですけれど、
最後のアオリなどはもろに落語を意識したモノになってますね。
今回の話に限らずですけれど、オチが見えて面白くないという人は
銀魂の本当の魅力みたいなものは分かりにくいような気もします。
どんな話も、決して読者をあざむくような奇抜なストーリーはないけれども、
こういう最後の落としを予想しながらも、登場人物たちの行動言動にクスッと笑えるところが魅力なんだと思います。
一種の様式美とでも言えるのかは分かりませんが……
気になったこと。(オマケ)
@ウッチーとエリザベスの恋の行方。(実はものすごく気になったり…)
Aナース好きな人たち。
銀さんはもちろん、今週は新八までも看護婦さん大好きなことが判明。
ちなみに前回の話では、近藤局長と松平のとっつあんも看護婦さん大好きとの事です。
作者がナース好きなような気がしないでもないですが、取り合えず銀魂の世界においても
看護婦さんは大人気のようです。
B長谷川さんのバナナ
誰が差し入れしたのだろう?
今週一番のミステリー。
…それではお後がよろしいようで。