第35訓  慌てるな!クーリングオフというものがある

やった〜。神楽ちゃんが主役!!そよ姫の話以来!?

萌えというものを自分とは無関係だと思っていた自分に、萌えの奥深さを教えてくれたのは神楽ちゃんですよ、全く。
もうね、銀さんと神楽ちゃんが出てくれてるだけでも既に自分好みなお話なんですけど、それに加えて
ジャンプの王道を思いっきり踏み外したオチやら、神楽ちゃんの子供らしい純粋な部分が見られたと思ったら
銀さんの大人の汚い部分も見えちゃったりして、まぁさすが空知先生!ってな感想でした。

冒頭のシーン、かの有名な五条大橋での義経VS弁慶を思わせる雰囲気ですね。
妖刀「星砕」を探す男の格好がまんま弁慶だからでしょうが。

マイケルとマリリン登場〜。わぁ、これって深夜に外人さんがやってる通販の番組ですよね。「アブフレックス」
なんかは日本でもかなり売れたみたいで、アブトロニックやらその他多数のパチモンも合わせると軽くミリオンを超える
売り上げだったとか。それはそうと、ジェニファーって誰?ってかマリリン、それ一日12時間やるだけで…って
さりげなくあり得ない解説を加えてます。一日って24時間しかないんだよ?小学校の頃先生が、人間は一日8時間
寝て、8時間遊んで残り8時間働く、ってな話をしてたんですが、どう考えても今の自分は一日8時間以上
働いてるし、睡眠時間は8時間も取れてないし、ましてや遊ぶ時間は全然ないです。
時間を1分単位で有効に使える人間になりたい…。(切実)




あぁ脱線しまくり。ダイエットマシーン(ただのフラフープに見えるとかは言っちゃダメ)使う神楽ちゃん。
他にも色々買い揃えている様子。こういうのって一度ハマるとクセになりそう怖いです。
銀さんと新八に商品をクーリングオフされ、ふてくされてソファーに寝転ぶ神楽ちゃん。で、銀さんの木刀を持ち出して
質屋さんをハシゴ。カレー臭い木刀ってなんだか想像しやすい。さりげなく最後の質屋のオッサンが恐ろしいこと
言ってます。「お嬢ちゃんなら買ってあげるよ〜」って。ロリコン怖っ!

木刀を買い取ってもらえないのにイラだって、橋を破壊する神楽ちゃん。ヒロインに有るまじき顔をしとります。
で、終いにイラだちの矛先が銀さんに向けられます。やっぱり給料は貰ってないんですね。新八もそうなのか?
酢昆布好きの神楽ちゃんでも、さすがに現物支給はやってらんないですよね。年頃の女の子だし欲しい物も
イロイロあるだろうし…。でも、オシャレとかにはあんまり興味なさそうかな?




橋を一通り破壊した後にちょっと落ち着くと、木刀を勝手に持ち出してしまったことを後悔する神楽ちゃん。
うわぁ、こんなにしおらしい神楽は珍しい。しかし、どんな状況でも不意打ちに素早く反応できるところが格好いい。
さすが戦闘民族?と言ったところでしょうか。

「橋をも両断するその刀」

あれ?橋を両断できたのは神楽ちゃんが怪力だったからですよね?どうなんだろう。
一見ヘボそうに見えて、実はなかなかしぶとい弁慶(モドキ)。
丁度そのころ、クーリングオフの帰り道、銀さんと新八が武者修行中の天人について雑談しとります。
銀さんは興味ゼロっぽい表情。ジャンプの読みすぎって。それは言ったらいけませんよ〜。
一応、自分もジャンプの主人公なんですからね!!

何でも斬っちゃう木刀…。ルパン三世の五右衛門の斬鉄剣を思わせます。銀さんの木刀は何で鉄をも貫くの!?
などと無粋なことを突っ込む輩は、五右衛門を見るべきです。銀さんの木刀に突っ込むことがいかに無意味であるか
が分かると思われます。

神楽ちゃんに足蹴にされる二人ですが、神楽ちゃんは気づいてないですよね?多分。どさくさに紛れてスイカ二つを
失敬してますが、ちゃんと定春もくわえてる。そいて弁慶に追いかけられるまま、雑居ビルに逃げ込む神楽。
一撃を受けてもくたばらない弁慶。何と、鋼の肉体を持つという玄武族とのこと。神楽ちゃんは普通の人間だと思って
手加減したんでしょうか。神楽ちゃんを力で押さえつけるとは、この玄武族とやらもなかなか手ごわい相手ですな。
木刀を渡せと迫られて、どうしようかと様々な考えを巡らせてますが、ここで考えてることが普通の女の子と違って
凄いです。

「あの年じゃ銀ちゃんはもう人格を改善するのは不可能…」

すごい冷静な神楽ちゃん!確かに銀さんの人格改善は不可能だと思います。一生あのマイペースさは変わらないと
思う。ちゃんと分かってるんですね、神楽ちゃん。その点自分はまだ(人格改善に)間に合う!とばかりに
機転を利かし、木刀は意地でも渡す気はない様子。そんで下でしっかりと木刀をキャッチする定春がかわいい。
「ニタ」のところ、忍術でも使うのかと思いきや、カンチョーでとどめを刺して、ジ・エンド。
断末魔の叫びから、そのダメージが伺いしれます。

「…帰ってあやまろっか」「やっぱりコレは銀ちゃんの腰にあるのが一番絵になるネ」

うわぁ、ラストを知ってしまうとこのセリフは切ないです(涙)神楽ちゃんは普段ものすごい毒舌だけど、
銀さんにはちゃんと一目置いてあげてる感じがします。木刀一本の為に、ここまで一生懸命になれるのは
銀さんのためだからじゃないかと。ところで、

「おまけに私の大事なものも勝手に奪っていったヨ」

ってところは深読みするとちょっとアレですね。エッチいというか。この大事なもの、ってのは何なんだろう?
普通に考えたら通販で買ったグッズなんだろうけど、アレは大事なもの、っていう程のモノではないと思うし。
まぁちょっと気になります。




マイケルは黒パンツが標準装備なんでしょうか。マイケルとマリリリンとジェニファーの微妙な三角関係?
こういう生々しいネタがさりげなく盛り込まれてる辺りも空知先生らいしというか。

「今なら特別にこの柄の部分に好きな文字を入れてやる」ってところで、ようやっとピンときた自分は鈍感でしょうか。
衝撃の事実!何と銀さんの木刀は通販で買われていた物だった!!しかもパチンコで儲けたんで、
カレー臭い古いモノから、さっさと新しいものに買い換えるとのこと。
最後のバキッ、って音、神楽ちゃんが銀さんに一撃くらわしたのかと思ったんですが、
木刀の方に当たったんですね…。
あぁ、最初にも言ったんですが、このラスト、神楽ちゃんの子供らしい純粋な部分と
銀さんの大人の汚い部分との対比が非常に鮮やかで何とも言えません。

そのうち書きたいと思ってるんですが、空知先生の性差廃絶的考えというのか、そういう部分が出てるんじゃ
ないかと。コレで、ラストの銀さんと神楽の立場が男女逆だと良くあるお話なんだと思いますが、
敢えてヒロインが傷ついてしまってフォローなし、というようなオチを堂々と持ってくるところが新鮮でした。
いや、褒めてるんですよ。私はこういうの好きです。ハイ。





  第34訓  コンプレックスがデカイ奴は成す仕事もデカイ


のっけから、うなされる近藤局長。「…う…う 来る こっちに来るよ」…って子供のようなうなされ方をしております。
近藤さんは女を泣かしたことがないとの事。それは女性に対して紳士的であるという意味なのか、それとも
泣かすような機会がなかったという意味なのか。
まぁどちらにしろ、お妙さんには近藤さんの良さを分かって欲しいですね〜。
女性関係に真面目そうで、大事にしてもらえそうです。例え顔がゴリラ系でも…!

幽霊なんて非科学的なモンは断固信じねェ、ってコマで何で神楽ちゃんの頭を撫でてんだろう?
と一瞬思ったんですが、銀さん怖がっていたことが発覚!神楽ちゃんに気持ち悪いと言われながらも、
険悪な顔でしっかりと手をつないでるのが笑えます。なんというか、銀さんって結構オールマイティで何でもできる人
だとずっと思ってたんですけど、海で溺れかけたりオバケ怖かったり、弱点も結構描かれるようになってきましたね。
今のところギャグパートのみですが、シリアス展開の時にも銀さんの弱い部分、苦手な部分を見てみたい気もします。
人情話では黄門様ポジションで、出番が少なくても存在感がある銀さんだけに、なおさらです。

「いや あのムー大陸の入り口が…」絶対に怖がってるところを見せまいとする銀さん。往生際の悪さはさすがです。
土方のマヨネーズ王国発言で、疑いが確信に変わる三人。しかし、何かを見てしまった様子で逃げだす神楽たち!
この時の神楽ちゃんの目が何気にカワイイです。銀さんと新八もこんな目してたことありましたけど、
こういう昔からある描き方はやっぱり良いもんですね。宙吊りの貞子を見てしまう銀さんと土方。
しかも背中に取り憑かれる始末。幽霊をしょってたのは銀さんだけ?土方は「俺はしらん!」の一点張りだし。




夜の蔵に潜む三人に、二人の悲鳴が…。やられた、と頭をかかえる新八と、顔を膝にうずめる神楽。
そしてカメラ目線で副長の座を我が物にしてしまう沖田。…………。
銀魂一の変わりモンは沖田じゃないのだろうか、と最近思い始めました。なかなかいいキャラじゃないですか。
銀さん以上に飄々としてますしね。アレ、この蚊取り線香ものすごい分厚くないですか??え?
気にしちゃいけないところですかね。ケンカをおっ始める神楽と沖田。何だかんだ言って、銀さんのことを
ちゃんと心配してる神楽がカワイイですね。沖田はアレだし、新八は幽霊のことで頭が一杯一杯な感じです。

そこに貞子サン登場!毎回毎回すばらしい構図で決めてくれます。でも新八が強っ!!
あの二人を従わせてしまうとは。沖田が気絶しながら蚊取り線香持ってるコマは、あまりのヘタレぶりに笑えます。
新八って意外と強いのかも知れません。窮地に追い込まれたら120%の力を発揮するタイプというか。
土下座をするあたり、彼の処世術というか何というのか、そういうのが垣間見えた気がしました。

ガマ蛙にビビッて同時に池に飛び込む銀さんと土方。この二人、犬猿のなかというか、お互いに対して妙なプライドが
あるような気がします。一見正反対のように見える性格でも、根の部分が似ているからだろうと思いますね。
人間、自分と似てるところのある人の考えってのは結構わかってしまって、自分の考えも相手にバレたら嫌だ、
ってのがありますよね。そういう場合に、この二人のように意地を張ってしまうんではないかと。

「いろいろと借りがあるから、延滞料金も含めてキッチリ返す」「え?何か貸したっけ?もういいよあげるよ!」
の流れは空知先生らしい言葉遊びの面白さがあって好きです。

貞子さん!怖い!舌が長い上に羽まで生えてる!(説明長い。)場面は変わって、ひとり推理を進める新八。
そんなこと、キミがやらなかったら誰もやらないよ!この銀魂世界で!あれは幽霊なんかじゃない、と確信する新八。

銀さんを使って貞子さんに一撃くらわせる土方。
「敵前逃亡は士道不覚悟だ」
と、まるで幕末の新選組の副長のようなセリフを吐く土方。
それに対し、俺に侍道を説くなんざ百年早いとやり返す銀さん。




貞子さんは天人だったんですね。羽が生えてるのを見て、これは一体どういうオチを着けるんだろう?
との考えが頭をよぎってました。そうか、銀魂はファンタジーなんですよね。真選組の屯所のデザインなんかは
古い時代を感じさせるものなので、普通に時代劇みたいにして読んでました。

妊婦さんなのに逆さ吊りにさせられて大丈夫なんか!?と思いましたが、登場シーンで
しょっちゅう逆さになってたんで、人間とは違って大丈夫なのでしょう。
結局、取り残されて大人しくうなされていた局長が、一番ムダなエネルギーを使わずに済んだ、というお話。
タイトルのコンプレックスがデカイ奴、ってのは銀さんと土方のことだったんでしょうか。




  第33訓  ベルトコンベアには気を付けろ

1P目から稲川さんの登場です。本物の稲川淳二の喋りを思い出すと笑えてきますね。というか、懐中電灯で自分を
照らしながら喋るってなかなかしんどい様な…。大事なオチの部分で美味しく登場するのは副長、土方。
あのマヨネーズの量、気持ち悪い。あれかけて尚、「マヨネーズが切れたんだよ!」と逆切れするあたり、普段は
どんだけかけるんだろうか。

そんでお約束通り?に気絶する局長を尻目に部屋にすっこむ土方。どこからか聞こえる
呪詛の声に障子を開けると…沖田が!!…それは分かりきってたとは言え、この格好!しろくろのとみ子を彷彿と
させますね。どうせなら「怨」マークのついたハチマキ巻いて欲しかったです。でも


>一般に丑の刻参りとは、白い着物を着け、髪は乱し、顔に白粉、歯には鉄漿、口紅は濃くつけ、頭には鉄輪をかぶり、その三つの足にローソク
を立てて灯す。 胸には鏡を掛け、口には櫛をくわえる。履き物は歯の高い足駄とされる。そして寺社の古い神木に憎むべき相手をかたどった
ワラ人形に五寸釘を金槌で打ち込む姿が典型的な作法とされている。 そして人に見られる事なく七日間丑の刻参りを行い帰る途中に黒い大きな
牛が行く手に寝そべっていると、それを恐れることなく乗り越えて帰るとみごと呪いが成就すると云う。


そうです。沖田の方がより本格的ですね。あそこでビクッとなって冷や汗かいて動揺するとは沖田らしくないと思った
んですが、あそこは人に見られてはいけなかったワケですね。しかも呪ってる本人に見られるとは迂闊ですよ。
まぁとみ子はゴリ子の横で商売してましたね。まぁ、ジョ…ジョギングって無表情で答えるコマに笑ったわけですが。
しかも次のコマ、後ろ手に金槌持ってる。芸は細かいけど小さくてよく見えないよ、空知先生…!それで扉絵が、、、。
ホント何げに芸が細かいです。誇らしげに刀を持つ神楽ちゃんが可愛い。あとは近藤局長。本当にこういうオ○マさん
いそうですよ!




18人やられて隊士の半分以上がやられてしまった、ということは真選組の総人数は30人〜35人くらいでしょうか。
さて、山崎が連れてきた拝み屋ですが、なんとも胡散臭いです。「先生 なんとかなりませんかね」って神楽に向かって
お願いする局長が笑えます。しかもゴリラって。「うつった!!」のコマはホントにゴリラっぽい。それで銀さんに
はたかれて頭を抱える神楽がいいですね。やっぱり最強の夜兎族でも痛みは同じようにあるんですかね。

結局バレて、藁人形が打ち付けられたのと同じとおぼしき大木に吊るし上げられる三人。
で、「次回から『真選組血風長』スタート!」とは。昔買って、途中までしか読んでない新選組血風録が読みたくなって
きました。最初真選組が出たときはそれほど意識もしてなかったんですが、最近はキャラクターの性格も板に付いて
きて、史実とは関係ないと思いつつも史実の方も知っておきたいという気持ちになります。さて、神楽にトイレに
ついていってもらう近藤局長がいいですね〜。もう今週の主役は局長に違いありませんね。そこで寺子屋時代の
赤い着物の女の話について語り始める新八。新八がまじめな顔で語り始めると自分もつい真剣に読んでしまいます。
新八にはツッコミ以外にも、話を進行させるという重要な役割があると思うんですよね。

半ケツの局長で次回への引きです。





  第32訓  海の水がなぜしょっぱいかだと?オメーら都会人が泳ぎながら用足してくからだろーがァァ!!

都会なんて、田舎モノの集まりですよ、空知先生。


さて、いきなりヤバイ顔した長谷川さんと銀さん。
自分はパチンコなんてやりませんが、何万も儲けた、って話を聞くと思わず食指が動きそうになってしまいます。
(でもやらないけどね。)人から奪った金で(あれ、拾ったとは言わないよね)アイスをかじる二人。
あれ、チューペットって呼んで昔よく食べてました。色つきのが先になくなって、いつも白いヤツばかり残ってましたね。
凍らせないでそのまま飲んだらものすごく甘かったり。懐かしいです。長谷川さんの説教にも聞く耳持たず、あそこでやめてりゃ…と延々つぶやく銀さん。そうなんですよねー、賭け事って勝ってる途中では止められないもんなんですよねぇ。三食に一度うまい棒って。作品の節々に現れる空知先生の貧乏くさい食生活っぷりが何とも言えません。

そこでちちくりあうカップル登場。この美人でも不細工でもない女性がなんともリアルです。でも空知キャラっぽく、
なにげに美脚ですね。いつの間にかしっかりと覗きをしてる二人。そして懸賞金のためにエイリアン一本釣りに
旅立つ面々。海の家のオヤジがまんまマイク真木です。それにしてもオヤジの話を聞く定春の顔が可愛いです。
懸賞金は酒の席でふざけ半分だよ、おちゃめに暴露するオヤジを鉄板に押し付ける銀さん。
すごい目が死んでて怖いです。それでグラサン、スカーフをマチコ巻きにし、手袋まではめた神楽が登場。
でもノースリーブなのね。人生もっさりしてるってどんなんだろ。




ビーチの侍シャツを着て浜辺に座る一同。何かこう、せっかく海に来たのに夏らしさが全然なくて寂しい海ですね。
シーズン終わりの海水浴場みたいな感じです。「なかなかかからねーな…えいりあん」「銀さんあの…言いづらいんだ
けど」って、新八まではり付けにされてるマイク真木を当たり前のごとく無視してるのが笑えますな。
そこで語り始める長谷川さん今回の話の中で一番良かったのは奥さんとの出会いの場面でしたね。
小便してるところを見られて、一体どういう経緯で結婚するに至ったんでしょうか。何かこう、ハツさんが戻ってあげたら
マダオはまだ人生やり直せるんじゃないかとも思うのですよ。

さて、1P以上かけて語ったのに、お約束通り聞いていない二人。というか既に海に入ってます。
浮き輪を持ってきてたのは新八だったので、新八が使うのかと思ってたら銀さんでしたね。
「他人の幸せを見る位ならいっそ壊してしまったほうがマシよ」…ってコワイ!自分が保護者なら、神楽に昼メロ見るの
止めさせますね。それともこの娘はこれが地なんでしょうか?「ダブルパンチだ!!二つの恐怖が今まさに!!」って
マダオ、そんなキャッチフレーズみたいなのを作ってる場合ではないっすよ。志村後ろォォォ!!って、これをやるため
に新八の苗字が志村になったわけではないですよね。このエイリアン登場のコマは迫力があって、なかなか良い
のではないでしょうか。

必死に逃げる銀さんと新八ですが、この銀さんが最高にヘタレです。何スイスイ泳いでんの!お前らしくない!って。
ドラえもんにおける、のびた君みたいな言いがかりをつけられてます。神楽ちゃんが岩を投げて「間違えた」、って言う
コマ、定春ごと自動車を投げてしまった時を思い出させます。長谷川とエイリアンが見つめ合うシーンは構図が
いいです。海の水もキレイですしね。しかも二人を助けてくれた模様。
後日、海につかっているうちにみーんなアクなんてぬけちまうのさ、というマダオ。

実際のところ、どうなんでしょうね。





  第31訓  親子ってのは嫌なとこばかり似るもんだ

将軍に向かって銃砲発射!一発目は煙幕だった模様。神楽ちゃんはちゃっかりグラサンをゲットしております。
鼠一匹寄せつけるんじゃねーぞ!!と土方。以前の「将軍にかすり傷一つでもつこうものなら俺たち全員の首が
飛ぶぜ!」とか、土方のツッコミはいちいち例えが微妙に面白い。さて、ここで真選組のスカーフ巻いた2人が登場
してます。平隊士とは違うようです。これから名前なんかも出てくるかも知れません。 客が皆逃げたのを確認してから

カラクリを暴れさせる源外さん。しかし刀で立ち向かえるんでしょうか。 銀さんの後ろをとったまま語り始める高杉。
鬼兵隊の登場ですが、名前の史実との違いにあまり違和感がないですね。源外さんの息子三郎は鬼兵隊に参加して
いたとの事。三郎を思う源外の心を察し、「立派な牙が見えたんで研いでやっただけの話よ」と源外をけしかけた
高杉。しかし源外さんのことを思ってやったってのとは違いますよね。高杉は銀さんのことを「過去から目ェそらして
のうのうと生きてるてめーに」と語りかけてます。銀さんの生き方ってのは、実際過去から目をそらしてるんでしょうか。

これまでに登場している元・攘夷派の4人、銀時、桂、坂本、高杉の中で、過去にこだわっているのは桂と高杉の2人
です。あくまで個人的な見解ですが、この中で一番ポジティブに生きてるのは坂本のような気がします。それぞれの
思想があっての行動ですので、どれが一番いいって訳ではないんですけれど。同じ生きるんなら、前向いて行った
方がいい気がします。その点、銀さんの生き方ってのは決して積極的な訳ではなく、かといって後ろを振り返っている
わけでもなく、時代に流されて、流れに身を委ねていって、という感じがします。




さて、高杉の「黒い獣」に対して銀さんも獣を飼ってるとの事。抜きかけた高杉の刀を素手で握りながら、振り向きざま
に一発、飼ってる獣は黒くねェ、白い奴でな、え?名前?定春ってんだ――いやあ、ここで定春の名前が出てくるとは
思いませんでした。定春は神楽ちゃんになついているようですが、実質は万事屋で飼ってるようなものなんでしょう。
近藤局長、名刀虎鉄ちゃんが折れてしまいました。これは本物なのか?しかもローンで買ってたとは…。
他の隊士も自ら買って持ってるんでしょうか。しかしよっぽど局長ショックだったようで、ウザイくらいにウソォォォ!!
と叫んでるあたりが笑えます。

そこに神楽と沖田の二人組みが登場。この二人はこれからもちょくちょくコンビを組んで
登場するんだろうなぁ、とこのコマを見て思いました。妖怪「祭り囃子」ってすごいネーミングですね、局長。
神楽が強いのはもちろんのこと、沖田も真選組の中では剣の腕がたつんですよね。 そんな騒動の中、三郎に
いよいよ実弾を込める源外さんの前に現れる新八。テキヤの前で神楽たちと別れて一人で源外を探して歩いてきた
ところを想像すると、なかなかいい奴ですね。そこに銀さんも登場。俺にヒーロー役やらせてくれよってコマの
銀さんが、何とも余裕しゃくしゃくといった表情こいてますね。読んでて単純に気持ちいいですね、こういうのは。




「三郎が泣くぜ」「どっちの三郎だ」「どっちもさ」ここの一連の流れが悲しい。戻らねーモンばかりながめて生きて
いくのはもう疲れた、という台詞から、過去にとらわれる源外さんがうかがえます。銀さん自身にも辛い過去が
あるのでしょうが、そういうのをまったく匂わせないキャラクターをしてるんですよね。これから先、銀さんの過去も
描かれていくのでしょうが、そういうのに対して、銀さんがどのように立ち振る舞うのかが気になります。

結局、銀さんの攻撃に反撃をせずに自滅していく三郎。そこで実際の三郎が喋った台詞を話し始める。
どうしてここでカラクリが話し始めたのかがハッキリと説明されてませんね。あまり突っ込むところではないのかも
知れませんが、ちょっと気になります。本物の三郎がカラクリの体を借りてじいさんに伝えたかったのでしょうか?
まぁ銀魂の世界感はファンタジーなので、そう思うとそれほど違和感はなくなりますが。

思想的に桂と高杉は似ているような気もしましたが、護るものがあるのとないのとの違いは随分と大きいようです。
そこで子供を相手にカラクリを売る源外さん。桂にカラクリを踏まれてしまった子供の顔が可愛らしいです。
銀さんVS近藤の回で神楽ちゃんもやってましたね。結局、始終無表情で終わった源外さんですが、これからは
前向きに生きていってもらいたいものです。



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