第1訓  天然パーマに悪い奴はいない


漫画の感想って、最初に読んだときの勢いで書くのが一番良いんでしょうが、でもまぁ 改めて読み直してみると
色々と発見があったりして面白いところもあると思いますので、簡単にでも振り返って書いていきたいと思います。

第一話目、記念すべき1P目で時代物かと思わせて、次の見開きでいきなり宇宙船が出てくるのが
いい演出だと思いますね。



「侍の国」「僕らの国がそう呼ばれていたのは今は昔の話」

ってところはジャンプ公式の銀魂紹介でも採用されてますね。このPとか「でにぃす」とかには天人がたくさんいますが、
最近はあんまり出てこないです。あ、祭りのときに鳥星人が出てましたね。
あれって春雨編に登場した天人さんかと思ってましたが、同一種族の別人か?
いや、茶斗蘭星人の顔がみんな一緒だったから…。ここで牛乳頼んでんるのはネコ科だから、っていう
ギャグだったとか細かいことに今更気づいたり。

最初の見所はやっぱりお妙さんの初登場シーンかな。銀さんが慌ててスクーター
発進させようとしてるところとか笑えます。お妙さんてやっぱりいろんな意味で最強ですよね。
「親が大事にしてたものを子供が護るのに理由なんているの?」とか、なかなか言えないですよ。
親が亡くなってから、幼い新八をかかえてきっと苦労したんだろうな…とか考えるとファンにならずにいられませんよ。



「今の時代 義理だの人情を持ってたって邪魔なだけだ 僕はもっと器用に生きのびてやる」
「俺にはとても お前が器用になんて見えねーけどな」


この流れがすごい好きです。あと、銀さんのセリフにある「取り零す」ってのがいい。
「取り零す」ってことばなんて普通聞かないですよ。

この話は銀さんと新八の出会いの場面であり、それに加えて姉弟の絆もしっかり強調されていたと思います。
新八のナレーションで締めくくってますが、銀魂自体の最終話も新八が締めくくるのではないかと考えてみたり。
まあまだ当分先のことでしょうが。




第2訓  ペットは飼い主が責任を持って最後まで面倒を見ましょう


お登勢さん&長谷川さん初登場!
しかも、その後何度も登場する事になる、央国星の皇子もしっかり話をかき回してます。
マダオってかなり偉い立場の人だったんですね。万事屋に依頼を持ち込んだのが運のツキだったのか…
そのおかげで愛されるキャラクターになったワケですが。
最後の銀さんのシメの言葉

一時のテンションに身を任せる奴は身を滅ぼすんだよ

にすべてが凝縮されていると思います。こっちの方がタイトルよりよっぽど教訓ぽいです。
一時のテンションに身を任せそうになったとき、これを思い出して冷静になったらいいと本気で思いました。





第3訓  ジャンプは時々土曜日に出るから気をつけろ


いよいよ神楽ちゃん登場!恥ずかしい葛藤とか落ち着いてタイムマシンを探せとか、ギャグもいいんですけど、
やはり神楽ちゃんの夜兎族の設定とか、非常〜に想像力をかき立てるモノがあります。
それを解説したのがヤクザの井上だってのは結構意外ですね。 戦い好きな本能を否定せず、
しかしその夜兎の血と戦いたい、ってのが格好いいし、大人っぽく見えます。
最近の神楽はこういう面を見せることがないのでちょっと寂しい気も。
だんでらいおんとか読む限り、ちっさい女の子は空知先生の趣味なんだろうか…。なんちゃて。

結局最後は銀さんが助太刀してとどめは神楽がさす、という展開になるんですが、
この話で注目すべき点は、銀さんが直接神楽の問題に首を突っ込んでない、ってとこだと思います。

最初助けを求める神楽に、自分で入り込んで世界だから自分自身で落とし前つけろ、と言って
去ってしまいます。で、その後電車に轢かれそうになったところは助けてあげるものの、
最後は神楽なりのやり方で落とし前をつけてるんですよね。
まぁ単純に力ずくだったらヤクザなんて一撃で撃退できそうな神楽ですが、
夜兎の血と戦う、という決心をするあたりが本当に落とし前をつけたことになるのかと。





第4訓  第一印象がいい奴にロクな奴はいない


第一印象って実際どうなんでしょ?
面白いことに、初めて会った時の第一印象を覚えている人と覚えていない人がいるのは不思議です。

キャサリン初登場。神楽ちゃんの服の背中に、杵を持ったウサギさんが描かれてますね。
夜兎族は月と関係ありそうです。陽の光に弱いというところも。
出稼ぎ天人キャサリンが、実は犯人だったというワケですが、逃げるキャサリンを追いかける 警察の車に、
ちゃっかり新八が乗ってツッコミしてるに笑いました。あそこはギャグじゃないんかな?まぁいいや。

神楽ちゃんがドリフトかますも、あっさり川に沈没。キャサリンを待ち構えるお登勢さんがカッコいい。
そしてお登勢さんの回想。銀魂で本格的に回想シーンが入ったのはコレが初めてでしょうか。
この場面はすごくいいです。



それまんじゅうか? 食べていい?腹減って死にそうなんだ。

二人のやり取りがね、何とも雰囲気があって、映像にしたらさぞかしいい絵が撮れるんじゃないかと。
この出会いから、銀さんがお登勢のスナックの上に住むようになるまでの経緯を想像するとしみじみします。
まさか家賃滞納に手を焼くことになるとは想像だにしなかったんでしょうが…。
でもキャサリンを雇ったり、(出所後もちゃんと雇っていた)お登勢さんは困った人を
見捨てることができない人なんでしょう。自分で世話好きって認めてますしね。

過去の銀さんの言葉通りに、お登勢を護ってキャサリンを倒す銀さんがカッコいいです。
お登勢さんのあの顔は、完全に銀さんを信頼してるって感じですね。

「今月の家賃くらいはチャラにしてやるよ」「マジでか」

この会話の間の銀さんの顔が、無表情で笑えますね。
この間に来月の家賃をすっ飛ばすことを考えていたんだと思うと。





第5訓  ジジイになってもあだ名で呼び合える友達を作れ
第6訓  お前らテロなんてやってる暇があるならペロの散歩にでも行ってきな

え〜、続きモノなのでまとめて書きます。

飛脚の荷物を届けに戌威星の大使館へ。天人のモチーフは、結構動物からきてますね。
ドックフーフドかもしんねぞ、もらっとけ、ってかなりナメたことをサラッと言う銀さん。
テロリストと間違われて逃げ出すとき、4人で手を掴みあってるところが何かカワイイです。
逃げ足も神楽が一番速いのでしょうか。そこで桂の登場。「手間のかかる奴だ」とおもむろにつぶやいてますが
仕掛け人が桂本人であることを考えると、そりゃあないですよね〜。

真選組の土方と沖田がでてきますが、今から見ると初登場時の土方がものすごく悪役っぽい喋りと顔しとります。
今のようなギャグ要員になるとは…まぁ予想できなくはなかったですけどね!
攘夷志士として、銀時に協力を要請する桂。

天神との戦において鬼神のごとき働きをやってのけ、敵はおろか味方からも恐れられた武神…

え〜、銀さんってそんなに凄い人だったんですか!あんまり想像できないですね。
でもこの辺のエピソードもそのうち描かれることになるんでしょう。楽しみなような、一体どういう方向性になるのか
(ギャグのバランスとか)ちょっと不安なような。
空知先生のことですので、重苦しい雰囲気にはならないだろうとは思うけれど。

過去は同じ攘夷志士として戦った二人だが、今は違った考えを持つ二人。
ここで面白いと思うところはですね、桂が銀さんに向かって、最初は「ふわふわと変節しおって…」と言っていますが、
最後には「昔の友人が変わらずにいるというのも悪くないものだな…」と考えを変えているところなんですよね。
時代とともに考えは変わっても、根の部分は昔と同じというか。銀さんのそういうところに気がついたんでしょう。



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